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目指せ王座奪還! 初音ミクGTプロジェクト2013 第3回

EVとレーシングミクの夢のコラボが実現

【動画あり】天使のミクさんにまたがってマン島で疾走!

2013年03月20日 15時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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過酷なレースをサポートする天使
レーシングミクと電動バイクが伝統のマン島TTに出場!

 マン島TT(ツーリスト・トロフィー)というバイクレースをご存じだろうか? 1907年から脈々と続けられてきた、マン島という小さな島を舞台にした世界最古の公道バイクレースである。2輪と公道レースという非常に危険なステージであり、毎年死傷者が出るが(死傷者が少ない年はそのことがニュースになる)それでもマン島最速の称号を求めてチャンレンジャーが世界中から集まる独特なレースである。

 バイクといっても市販車からレーシングマシン、サイドカーや電動バイクなど、あらゆる種類のバイクが集まり、各クラスごとにバトルが展開される。この中に電動バイクの「TT Zero Challenge」というクラスがあり、ここにEV製作などで有名な愛知県の企業「MIRAI」が2年前から参戦している。

エントラント代表の岸本ヨシヒロ氏「電動バイクに何か喋らせたらおもしろい、そんな考えから初音ミクとのコラボを思いつき、レースに出場するのでレーシングミクとのジョイントにした」

ライダーの松下ヨシナリ選手「これまで一度もチェッカーを受けたことがないので、勝利の女神も来たことだし、今年こそは一緒にチェッカーを受けたい」

チームのイギリス側代表であり、電気工学博士のKoen MATTHYS氏。チーム名の「KOMATTI」は彼のレースコンサルタント部門である

 イチから電動バイクを作り、毎年さまざまな挑戦をし続けるMIRAIが、3年目のチャレンジとして選んだのが日本を代表するキャラクターとのコラボレーション。白羽の矢が当たったのは、なんとレース仕様の初音ミクである「レーシングミク」だ! 国内最高峰のGTカーレース「SUPER GT」で頂点に輝き、次に目指すのは伝統のバイクレースの頂点なのか!? 世界中から注目される、世界で最も過酷なバイクレースに、最速の歌姫がライドオンしエールを送るのだ!

 なお、今年のマン島TTレースは5月25~31日が練習走行、6月1~7日までが決勝レースとなっている。多くのカテゴリーに多くのマシンが参戦するため、練習も含めて2週間かけてレースをするのである。決勝は1、3、5、7日と、1日おきに開催される。岸本代表いわく「期間が長いので、1レース終わったら次の日が休みになる。また雨が降ったら霧が出て危険なので延期される」とのこと。出場するほうも、応援するほうもタフなレースだ。

参戦発表会ではこのプロジェクトに関わっているさまざまな人が登壇した

 電子の歌姫レース仕様と電動バイク。これ以上のコラボレーションは、ちょっとない。エントラントであるMIRAIが、このコラボと体制発表を秋葉原のモーターショーCAFEで行なったのでレポートしよう!

 ちなみにマン島と言ったら、ASCII.jp読者にはベッキー・クルーエルが有名かと思う(関連記事)。あとは「機関車トーマス」の舞台とか。これ豆知識ね。

KOMATTI-MIRAI RACING 参戦体制

チーム名
KOMATTI-MIRAI RACING
参戦カテゴリー
TT Zero Challenge
エントラント
(株)MIRAI
エントラント代表
岸本ヨシヒロ
イギリス側代表
Koen MATTHYS
ライダー
松下ヨシナリ
参戦マシン
TT零13
イメージキャラクター
レーシングミク 2013 ver.

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