予選は7位で通過!
苦しい戦いを予感させる結果だった
11月2~3日、今季SUPER GTの最終戦である第8戦が栃木県のツインリンクもてぎで開催された。6戦富士、7戦オートポリスと連勝でチャンピオン争いの2位にまで上り詰めてきたミクZ4。トップを走る#16 無限CR-Zとの差は8ポイント。今季のスローガンである王座奪還を現実のものとするため、破竹の勢いに乗りたいところである。
予選日は朝は曇天だったものの、徐々に晴れてきた。今回のレースはウェイトハンデがすべて下ろされるため、ライバルたちが速さを取り戻すことは火を見るより明らか。ストレートスピードで劣勢のミクZ4は天候が荒れてくれたほうが、勝率が上がる。開幕戦に引き続き、ドイツからBMW MotorsportからZ4 GT3エンジニアのオラフ・ブルグリン氏がやってきてクルマをチェックしつつの練習走行が終わった。
ピットウォークでは谷口選手のGT参戦100戦目のセレモニーが行なわれた。この100戦がどういう意味を持つかというと、SUPER GTは前身である全日本GT選手権の頃から、年間で8~9戦しかない。すなわち10年以上参戦し続けないと100戦にはならない。GTに限ったことではないかもしれないが、レースの世界で毎年シートがあって第一線で活躍できる選手というのは本当に一握りしかいない。谷口選手は毎年どこかのチームからオファーがあり、1戦も欠かさずレースに出場し、さらに毎年チャンピオンシップに絡んでいる。レース参戦10年目となる2011年には、「GSR&Studie with TeamUKYO」でミクZ4のステアリングを握ってチャンピオンを獲得した。まさに偉業なのである。谷口選手以外には、荒 聖治選手と佐々木孝太選手がGT100戦目ということで、決勝日のピットウォークではコースでパレードが行なわれた。
気持ちを切り替えて予選1回目がスタート。ドライバーは片岡選手。まずは13位以上のタイムを出して2回目に進むべく、アウトラップを消化するが、他のマシンがコースアウトし赤旗中断となる。セッション再開後はあまり時間がないうえに、なかなかクリアラップが取れなかったものの、「1'49.717」のタイムを出して10番手で1回目を通過した。
予選2回目を担当するのは谷口選手。2ラップ目からアタックを開始し、数周で「1'49.518」を記録したものの、ライバルたちのスピードも目覚ましく、予選を7位で終えた。決勝は7番グリッドからのスタートになる。

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