使い方に合わせて柔軟に角度を変えられるスタンド
せっかく持ち運びやすいことが判明したので、会議室に持参してみた。
本機があるだけで、なんとなく新鮮な空間に思えるから不思議だ。決して主張の強くないデザインなのに、空気を変える存在感をまとっている。
本体を支えているのは取っ手と同じく金属製のスタンド。裏面の中ほどから伸び、底面にすべり止めがあるだけの単純な造りだが、本体をしっかりと支えてくれる。使用中に滑ってしまう・ずれてしまう、といったことも起きにくいはずだ。
スタンドは無段階で調整できるので、本体の角度は変えられる。さまざまな姿勢での操作が可能だ。同じ理由で、ユーザーの背丈・座高も問わないはずだ。
持ち手をスタンドとして使えば会議仕様に
「パソコンを複数人でのぞき込みながら使う」というシチュエーションは度々あると思う。
四人くらいで見ていると大概、端の一人はよく見えないものだが、これだけ大きいと、複数人でのぞき込みながら使うのも快適だ。ジェスチャーで見せたい部分を拡大すればそれこそ数人~十数人を前にしたプレゼンテーションにも十分に対応できるだろう。今回は実施こそしなかったが、標準搭載のWebカメラを利用して”バーチャル会議”なんてこともできそうだ。
このMousePro Aには、実はもう一つの形体がある。持ち運びの際に使う取っ手がスタンドにもなっており、寝かせた状態の本体を支えられるのである!
この形体だと、まるで大きな資料を机に広げているような感覚でのぞき込むことができる。紙の資料を数人で見るのとも、PCのディスプレーを数人でのぞき込むのとも違う、これまでにはなかった感覚だ。
低いテーブルの設置してある応接室などは、使用するには最適の場所だろう。来訪者に資料を見せるのにこれほど適したPCも珍しい。