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27型大画面、そして一体型ボディにi7とGeForce

マウスの未来的な一体型PC「NEXTGEAR-ONE」

文●貝塚 怜/ASCII.jp編集部

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おなじみの「G-Tune」ロゴ

 マウスコンピューターのゲーミングPCブランドG-Tune。BTOに対応し、タワー型デスクトップから小型ノートまで多彩なラインナップを揃える同シリーズより、異色の一体型PCが登場した。

ゲームPCとしては異色のシンプルデザイン

「NEXTGEAR-ONE」

 「NEXTGEAR-ONE」だ。27型の巨大なディスプレーを備えた黒い一枚板のような筐体は、法人向けPCMouseProシリーズ「Mouse Pro A」を彷彿させる。

 筆者は以前、MousePro Aのレビューで、「同一コンセプトの家庭向けPCが増えてくると楽しいだろうな」と述べたが、それがより大きくなった上で実現された(?)というわけだ。

 ゲーミングPCといえば、複雑な形状のケースで色々なところが開いたり、ぎらぎらしたパーツが付いていたり、直線的で無骨な筐体がネオンのごとく発光したり……といったイメージが思い浮かぶが、このNEXTGEAR-ONEはそういったデザインからはかけ離れた姿をしている。前から見れば、ディスプレー、スピーカー、控え目なロゴと必要最低限のものしかない。しかもその大部分が平らなガラス製パネルで覆われているため、本当に黒い板のようだ。

アクリルパーツは、なめらかで密度が高そうな印象

背面から伸びるスタンドも同じアクリル素材でできている

 その中で少し変わったデザイン的趣向がアクリル製のスタンド。この透明なスタンドのおかげで、離れて見ると黒い板が浮いているように見え、未来的でかっこいい。背面から伸びるスタンドにも同じアクリル素材を用いている辺り、意識して浮いているようなデザインにしていると思われる。

 スタンドは無段階で調整でき、傾き具合は自在に調節可能だ。スタンドと机の設置面には滑り止めがあり、直角近くまで立てても安定感を保っている。床に座って見上げるようにも使えるし、ローテーブルに置いてソファーから見下ろすようにも使える。

ある程度立てても安定感がある

最大でここまで寝かせられる

 最厚部で65mmと決して薄くはなく、重量も13kgと重めだが、Core i7シリーズとGeForce GTX 670MX、27型ディスプレーが一体化した上に、光学式ドライブ、多数のインターフェースまで備えているとなれば、当然かもしれない。個人的には、デスクトップPCの重量は設置した際の安定感につながるので、利点にもなり得ると思う。

アダプターも巨大

 驚いたのがアダプターの大きさだ。一般的なものの、ゆうに3倍はありそう。この巨大な板の性能を引き出すには大きな電力が必要ということだろうか。アダプターの大きさからもにじむ性能の高さに期待が高まる。



マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「足りなくなる可能性ほぼなし! 本気で充実のインターフェース」に続く)

 

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