MacPeopleにて好評連載中の「ユザーンの川越コンピューター学園」。13回目のゲストは女優の鶴田真由さん! バブリーな学生時代の思い出やマックのエピソード、どうしてスケバンの格好なのか、その理由も話してくれました。そんな連載の模様をASCII.jp読者の皆さまに少しだけお見せいたします!!

今月の転入生:鶴田真由(つるたまゆ)
'70年生まれ、神奈川県出身。'88年「あぶない少年Ⅱ」で女優デビューし、さまざまなテレビドラマや映画に出演する。幅広い知識と自然体のキャラクターを生かしドキュメンタリー番組の出演やナレーションも多い。第4回アフリカ開発会議の親善大使の経験があり、現在鎌倉市の国際観光親善大使を務める
「だって、バブル全盛期だもん」
ユザーン 真由ちゃんの 「スケバンの格好をしたい」っていう強い意志って、いったいどこから来たものだったの?
鶴田 高校生のころ、三原じゅん子さんや中森明菜さんのことがすごく好きだったの。あ、高校生よりもっと前だった。いま逆にサバ読んじゃった(笑)。

ユザーン 三原じゅん子さんって「3年B組金八先生」にものすごい不良役で出演してた人だよね。不良が好きだったの?
鶴田 不良っていうか、芸能誌ってわかる? アイドルの情報が掲載されてるような雑誌。
ユザーン 「明星」みたいなやつかな。
鶴田 そうそう。そういう雑誌に載ってる三原じゅん子さんの、姉御的なたたずまいが好きだったの。
ユザーン 真由ちゃん自身はどんな感じだったのかな。
鶴田 私は至って普通の高校生だったよ。
ユザーン 引きずるほど長いセーラー服とかも着なかったんだ。
鶴田 私服の学校だったしね。
ユザーン そっか。みんな私服で登校してる中、ひとりだけセーラー服で行くわけにもいかないよね。
鶴田 中学も高校も私服で、バイクに乗ってるような人も全然いなかった。不良文化とは程遠い感じだったの。そういうのもあって三原じゅん子さんたちにあこがれてたのかもね。自分の中にどこか反逆児的要素があったのかも。
ユザーン じゃあ、学生のころはずっといい子にしてたんだ。
鶴田 いい子、っていうのとはちょっと違うかもしれない。東京の私立学校に通っていたので、高校生のころから大学生のような遊び方をしてたな。
ユザーン ディスコに行く、とかそういう感じ?
鶴田 うん、ディスコにも行ってた。
ユザーン お金持ちの人が多い学校だったのかな。
鶴田 そうかも。いわゆる、お嬢さん・お坊ちゃん学校みたいなところだった。
ユザーン そんな学校に行ってると、例えばパーティーをやったりもする?
鶴田 そうだね。だって、バブル全盛期だもん。ディスコを貸し切ったりして。
ユザーン ディスコを貸し切る? 全然「至って普通の高校生」じゃないじゃん!
鶴田 私立の学校同士ってけっこうつながりがあって「今日はどこの学校の誰々たちが西麻布のディスコを貸し切ってパーティーやるらしい」っていう情報が流れてきたりして、仲間が自然に集まっていく感じだった。
ユザーン なんだか感じ悪いねー。
鶴田 うん、感じ悪いよね(笑)。まぁ、ディスコとかはみんなが行くっていうからときどき付いていってたくらいだった。そんなにいつも「友達の家に泊まる」って嘘もつけないし。
ユザーン 友達のところに行くふりをしてディスコ行ってたんだ(笑)。悪い子だね。
鶴田 遊び終わったあとは、結局ほんとに友達の家に泊まるんだけど。あとは、部活の合宿の日程を、実際よりも1日長く親に申告して、最後の日を遊びにあてたりもしてたな。
ユザーン お、部活。ちょっとさわやかな話が出てきたね。何部だった?
鶴田 テニス部。
ユザーン またハイソな感じの単語が登場しちゃった。もう真由ちゃんの学生生活がうらやましいよー。楽しそう。
鶴田 でも、遊び方が違うだけで、楽しいかどうかはまた別問題じゃないかな。
この続きはMacPeople 2013年3月号で!
U-zhaan(ユザーン)
インドの打楽器「タブラ」の奏者。ザキール・フセイン氏、オニンド・チャタルジー氏に師事するため毎年インドに出かけている。インドでつぶやいたTwitterのコメントをまとめた書籍「ムンバイなう。」((株)スペースシャワーネットワーク刊)が好評発売中
文/U-zhaan
スタイリング/志葉則行
ヘアメイク/会川敦子
