MacPeopleにて好評連載中の「ユザーンの川越コンピューター学園」。14回目のゲストはハナレグミの永積崇さん! なんと今回はMacPeople300号を記念して4ページの大ボリューム。高校時代の楽しい思い出やマックの活用方法をたっぷり話して下さいました! そんな連載の模様をASCII.jp読者の皆さまに少しだけお見せいたします!!

今月の転入生:永積崇(ながづみたかし)
'74年、東京都生まれ。'97年、ファンクバンド「SUPER BUTTER DOG」でメジャーデビュー。'02年「ハナレグミ」名義でソロ活動をスタートする。4thアルバム「あいのわ」は日本レコード大賞・優秀アルバム賞を受賞。深く温かい歌声が多くのファンを魅了する実力派
「タカシがマックにハマろうとしている」が正解
ユザーン 今回「いかがわしい映画館の前で写真撮ってみよう」ってタカシくんのほうから提案されたんだけど、学生のころそういうところによく友達と通ってたりしたの?
永積 ないない! そんな勇気、当時の俺にはなかったって。

ユザーン やっぱそうだよね。
永積 うん。ふざけて前に立つぐらいはできるけど、マジで入場するにはなんか自分の中の知らないスイッチでも入れないとムリだよ。まあ、面白そうだからいつかちょっと探検してみたいけどね。
ユザーン でも、仮に頑張って2人で入ってみたとしても、そのあと並んで2時間くらい見てる時間って相当しんどいと思うよ。
永積 確かに(笑)。ああいうのって、やっぱりひとりずつ行くものなのかな。
ユザーン 大人のビデオ的なものって、友達と一緒に見たりしなかった?
永積 あ、中学のときに1回みんなで見たことある! 同級生の、ちょっとワルみたいな感じの子の家に男子10人くらい集まってそれを見始めたらさ、途中でそこの家の妹が帰って来ちゃって。冷たい目で「このスケベ野郎! エロ!!」みたいなことを言われて、部屋の扉がバーンって閉まった(笑)。そのあと、なんかみんなシーンとして「帰ろうか……」という雰囲気になったよ。……ねえ、この連載ってこんな話でいいの?
ユザーン うん、大丈夫。でも、こんなエロ的な話をしたことはいままで一度もないけどね。
永積 別に俺もエロについて語りに来たわけじゃないんだけど(笑)。
ユザーン 学生服を着たのは初めてじゃないんでしょ?
永積 うん、中学のときは学ランで登校してたよ。
ユザーン そっか。あのさ、さっきの外での撮影中すごく寒かったじゃん。中学のころって冬はどんな格好で寒さをしのいでたんだっけ。
永積 中に体育の授業用のジャージを着てたんじゃなかったっけな。Tシャツ着て、Yシャツ着て、その上にジャージを着込んで、いちばん上から学ラン。
ユザーン あー、そんな着こなししてたかも。いま考えるとものすごく格好悪いような気がする。
永積 下はジャージで、上は学ランっていうスタイルのやつもいたな。
ユザーン それで登下校してるの?
永積 うん。昔の国鉄みたいな感じで。
ユザーン 国鉄?
永積 JRになる前の国鉄の車両って、いろんな色のがあったじゃん。総武線の黄色、中央線のオレンジ、山手線の緑って。色の違う物をあわせて通学している感じがそれに近いかな、とパッと思ったんだけど……。ごめん、いまの比喩が失敗だった。
ユザーン わかりにくいね(笑)。高校は学ランじゃなかったの?
永積 私服だった。
ユザーン そっか、タカシくんの高校って私服で有名なところだったっけね。「自由の森学園」って楽しいらしいよねー。
永積 そうだね、俺は楽しかったな。授業はサボってばっかりだったけど、毎日ちゃんと学校には行ってたよ。
ユザーン 授業に出ずになにしてたの?
永積 芝生でぼーっとしてた。
ユザーン そんな過ごし方も許されるような校風だったんだ。
永積 いや、もちろん許されてるわけじゃないよ(笑)。でも、そんな生徒が周りには意外といっぱいいたな。
ユザーン 高校時代から音楽をやってたんだっけ。
永積 高2くらいのときからかな。音楽をやってる子が学校にすごくいっぱいいて。みんなそれぞれ好きな音楽があってさ。ブルースを好きな子もいたし、ダンスミュージックが好きな子もいてって感じで、高校生にしてはすごくマニアックな人が多かった。そういう子たちがギターを持って、毎日のように校内のどこかで歌ってたりしてたの。
ユザーン なんだかいい学校だね。
永積 それを見てるうちに、俺もやってみたいなって思い始めたんだ。それでギターのコードを友達から教わって。最初に歌いたいと思ったのが、井上陽水さんの「白い一日」っていう曲なんだけど。
ユザーン どんな歌なのかな。
永積 「♪まっ白な 陶磁器を~」っていう、少し悲しげな曲。で、陽水さんのCDの中にその曲の歌詞カードが入ってたんだけど、歌詞に陽水さん手書きのコードが振ってあったの。「お、これだったら弾けるわ」と思って、しばらく頑張って練習してさ。そのうちちょっとできるようになってきたから、まず最初に家族に聞かせてみようと。
ユザーン え、家族に? 普通の高校生には絶対浮かばない発想だよね。
永積 そうかな?
ユザーン 高校生ぐらいって、家族にそんな姿を見せるのがいちばん恥ずかしい時期じゃない?
永積 あー、そうなのかもね。でもなんか俺はそれほどでもなくて。それである夜、みんなで飯を食うときにギターを食卓に持って行ってさ。
ユザーン うん。
永積 「実はギターを弾けるようになったから、聞いてほしいんだ」って伝えて。家族が食事してる中、「じゃ、1曲」ってそれを歌い始めた。
ユザーン シュールだね(笑)。
この続きはMacPeople 2013年3月号で!
U-zhaan(ユザーン)
インドの打楽器「タブラ」の奏者。ザキール・フセイン氏、オニンド・チャタルジー氏に師事するため毎年インドに出かけている。インドでつぶやいたTwitterのコメントをまとめた書籍「ムンバイなう。」((株)スペースシャワーネットワーク刊)が好評発売中
文/U-zhaan
スタイリング/志葉則行
