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すべて見せます! 「iPhone 5」&「iOS 6」総力特集 第29回

「iPhone 5」最速痛化&ファーストインプレッション

2012年09月22日 08時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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秋葉原でチェック! みんな気になる、
au版/ソフトバンクモバイル版LTEは?

 iPhone 5では、au版とソフトバンクモバイル版ともにLTEをサポートしており、その速度をはじめ、接続状況(いわゆる“つかみやすさ”)が気になる方は非常に多いだろう。au版を購入直後、たまたまソフトバンクモバイルを契約していた方を言葉巧みに誘い出し、秋葉原駅周辺でそれぞれチェックしてみた(あくまで9月21日時点の情報であり、今後改善されていくであろう点に留意してほしい)。

 まずau版は、秋葉原中央通りやUDX周辺では問題なくLTE接続で利用できたが、屋内になると3Gに接続というシーンが多かった。下記の計測結果を見てみると、同じタイミングで計測した場合は、帯域の奪い合いで上がり/下りの値が不安定になるケースが多かった。レイテンシーは2桁が多く、体感速度は上々。

左から順に計測していった結果の画面。Speedtest.netアプリを利用し、サーバーとしては、計測時にはまだレスポンスのよかった「tokyo」を選択。この後数回試したが、不安定な結果が続いた

 ただ時折、Pingの値が1000msを超えることがあり、買ったその日からどこでもすぐにLTEでストレス減少とはならない感じ……。もう少し時間が経ってから計測してみると、状況が変化しているかもしれない。

 次にソフトバンクモバイル。肝心のLTEだが、秋葉原で比較的接続しやすい場所はUDXくらいで、それもプロント周辺限定という状況だった。また、同じ場所でソフトバンクモバイル版を2台並べてみると、片方はLTE、片方は3Gというケースもあり、はてさてといった状況だ。

ソフトバンクモバイル版では、同じ場所なのに、LTEでつながる端末と、つながらない端末に分かれることがあった

 結果としては、LTEで接続できればレイテンシーは短く、良好といったところ。ともあれ、LTE接続で利用できる範囲を広げてもらいたいという感想のほうが強くなってしまった。

結局のところ、9月21日のチェックでは、au版とソフトバンクモバイル版の回線速度差はないというか、数値が動きすぎで何ともいえない結果になった。ソフトバンクモバイル版は、そもそも「LTEでつながるかどうか」のほうが、影響が大きい

 なお、金属製テーブルに背面が接するように置いた場合と手に持った場合とで、特に上がり速度に差が生まれた。

 ただし、調査としては5回しか試せていないため、偶然という可能性がある。9月21日は各所でスピードテスト祭り状態だったので、その影響もありえる。金属製テーブルとiPhone 5背面が接している状態で、通信速度に疑問を持ったなら、裏返してみるといいかもしれない。これも今後レポートする予定だ。


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