ファーストインプレ:ハード編
iPhone 5の本体サイズは、横幅58.6×縦123.8×厚さ7.6mmだ。最初に手に持ってみて感じるのは「あれ、縦に長くなったけど持ちやすい」だった。その次に、軽さ。スペック上の重量は112gと一般的なAndroidスマホと大差はないのだが、ちょうど持ちやすい横幅サイズで薄く、重心バランスがフラットに近いことの影響が、第一印象の「軽い」に直結していると思われる。
また気になっていたのは、「片手持ちで親指操作ができるのか」。特に通知エリアをプルダウンできるのか。従来のiPhoneを片手持ちで操作したい場合、タッチパネル面に向かって左下(または右下)の角と、手の平中央部を当てる感じで持つ方が多かったと思う。
iPhone 5の場合は、左右側下部の角と、手の平の中央下側辺りを合わせると、すっぽりと収まる感覚を得られやすい。この持ち方は、筆者とともにiPhone 5を購入したユーザーも同じで、自然とその持ち方に着地していた。両手持ちの場合は従来通りでいいが、握り直しなしで(人差し指で)電源スイッチを押したいとなると、筆者と同じ持ち方に着地する人が多いと思われる。この辺りのユーザビリティ設計は、とてもアップルらしい。
扱いやすい「Lightningコネクタ」
次に「Lightningコネクタ」。前後の向きに関係なく接続可能というもので、超コンパクトな端子を備えたケーブルだ。薄すぎてつかみにくいということがなく、すんなりと接続できる点が気に入っている。ただ、コネクター部がむき出しなので、どの程度破損しやすいのかや本体コネクター側への影響が気になるところだ。
「Apple EarPods with Remote and Mic」はいいよ!!
いわゆるイヤホンの一般的なイメージから離れた、独特の形状を備えたApple EarPods with Remote and Micについて、その音質が気になっているという人は多いだろう。少しリスニングしてみた感じでは、それほど耳に強く押し当てていないのに、密閉感があって音漏れもしにくく、中・低音の弾み方が実にいい感じだ。
ただ最初に手にしたときは、イヤホンのL/Rを示す表示を見ても、最初は「こちら側が本当にL(あるいはR)なのか?」などと迷ってしまうはずだ。これは慣れるほかないだろう。

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