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すべて見せます! 「iPhone 5」&「iOS 6」総力特集 第29回

「iPhone 5」最速痛化&ファーストインプレッション

2012年09月22日 08時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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ファーストインプレ:ハード編

 iPhone 5の本体サイズは、横幅58.6×縦123.8×厚さ7.6mmだ。最初に手に持ってみて感じるのは「あれ、縦に長くなったけど持ちやすい」だった。その次に、軽さ。スペック上の重量は112gと一般的なAndroidスマホと大差はないのだが、ちょうど持ちやすい横幅サイズで薄く、重心バランスがフラットに近いことの影響が、第一印象の「軽い」に直結していると思われる。

 また気になっていたのは、「片手持ちで親指操作ができるのか」。特に通知エリアをプルダウンできるのか。従来のiPhoneを片手持ちで操作したい場合、タッチパネル面に向かって左下(または右下)の角と、手の平中央部を当てる感じで持つ方が多かったと思う。

 iPhone 5の場合は、左右側下部の角と、手の平の中央下側辺りを合わせると、すっぽりと収まる感覚を得られやすい。この持ち方は、筆者とともにiPhone 5を購入したユーザーも同じで、自然とその持ち方に着地していた。両手持ちの場合は従来通りでいいが、握り直しなしで(人差し指で)電源スイッチを押したいとなると、筆者と同じ持ち方に着地する人が多いと思われる。この辺りのユーザビリティ設計は、とてもアップルらしい。

iPhone 4Sの持ち方筆者版(左手で持った場合)

こちらは、iPhone 5の持ち方筆者版(左手で持った場合)。たまに持ち直しでホームボタンイベントが発生するのだが、なんだかこのスタイルに着地してしまった

扱いやすい「Lightningコネクタ」

 次に「Lightningコネクタ」。前後の向きに関係なく接続可能というもので、超コンパクトな端子を備えたケーブルだ。薄すぎてつかみにくいということがなく、すんなりと接続できる点が気に入っている。ただ、コネクター部がむき出しなので、どの程度破損しやすいのかや本体コネクター側への影響が気になるところだ。

USB端子側カバーが小さすぎて、ちょっとつかみにくい感じがするのだが、「Lightningコネクタ」側は邪魔にならなくて素敵。差し込む方向を気にする必要がなく、就寝前の寝ぼけ充電アクションにはありがたい援護射撃だ

「Apple EarPods with Remote and Mic」はいいよ!!

 いわゆるイヤホンの一般的なイメージから離れた、独特の形状を備えたApple EarPods with Remote and Micについて、その音質が気になっているという人は多いだろう。少しリスニングしてみた感じでは、それほど耳に強く押し当てていないのに、密閉感があって音漏れもしにくく、中・低音の弾み方が実にいい感じだ。

 ただ最初に手にしたときは、イヤホンのL/Rを示す表示を見ても、最初は「こちら側が本当にL(あるいはR)なのか?」などと迷ってしまうはずだ。これは慣れるほかないだろう。

なんだか不思議なカタチのイヤホン。編集部内での音質評価はとても良好。音漏れも少ないていい。iPhone 5以外でも活用できるくらいだ

Apple EarPods with Remote and Mic用のケース。キャリング性能がとってもいい


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