なんか毎回同じ事言ってる気がするんだけど、新しいカメラを買ったらまず猫を撮るのである。
今回のお題は「iPhone 5」。それが何であるかはまあ今更説明不要であるが、新しいアップルのスマホである。800万画素の裏面照射型センサー搭載で、レンズはF2.4。iPhone 4Sよりちょっと広角になった。
これがまたiPhone 4Sとスペックはたいして変わらないけど、いろいろとよくなっているのだ。
プロセッサーが速くなったのでサクサク撮れるし、高感度時の画質も上がっているし、HDR時の合成にかかる時間も短くなっているしで、画素数を上げないで着実にレベルアップしてきたところがうれしい。
iPhone 5のようなスマホのいいところは、柔軟性。勝手にぐいぐいと近寄ってくる猫に対応するとき、薄くて軽くて片手で持って親指をちょいと頑張って伸ばして、猫の顔の辺りをタップしてそこにピントを合わせてタイミングを見計らって撮るってことができるのだ。
猫を撮ろうと思ってしゃがんだら、何かもらえると思ってとことことやってきて足元に座り込んだ猫を撮れるデジカメってそうはないもの。
こんな感じ。人なつこくて、足元にしゃがんじゃったので、身体をひねって無理矢理撮ってみた。HDRで撮ったので猫の顔も背景の青空もちゃんと撮れてる。すばらしい。
逆に、猫に近づけないときはつらかったりするのだが、なあに、遠いなら遠いなりに、うまく背景を使ってやればいいのだ。
こんな風に川をいれて、こんなとこに隠れてたというのを強調してみてもいいし、ちょっとトリミングしてやればそれなりに大きくもできる。ウェブ用ならそのくらいしてもOK(冒頭写真)。トリミングならiPhone上でもできちゃうし。

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