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初歩から分かるBD活用講座 第11回

お店で選ぶときに必ずチェックするべきポイントを紹介!

最新、最適なBDレコーダーを選ぼう!

2012年07月19日 11時00分更新

文● 二瓶 朗(グラムワークス)

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2012年のBDレコーダーのスペックトレンドは?

 BDレコーダーを選ぶ場合、注目すべき基本スペックがある。そんな基本スペックを、2012年現在で発売されている最新BDレコーダーのトレンドに合わせて紹介していこう。

録画編

○チューナー

 レコーダーに内蔵されるチューナーの数によって同時録画できる番組数が決まる。シングルチューナーなら1番組のみの録画が、ダブルチューナーなら2番組の同時録画が可能となる。ミドルレンジの製品ならダブルチューナー搭載はほぼ当然だが、トリプルチューナーを搭載する製品も増えている。複数番組を録画することが多いユーザーならば、チューナー数は要チェックだ。

 なお、チューナーを6~8基も内蔵し、数日分の全放送を録画できるようなレコーダーも登場している。どんな番組も決して見逃したくないような人は要チェックだ。

○HDD容量

AV用HDDの例

 録画した動画を保存するHDD。その容量はミドルクラスの製品で500GB~1TBが主流となっている。一部製品では2TB HDDを搭載することもあるが、それほど大容量化は進んでおらず、また製品選びでもそれほど大きなポイントとはなっていない。というのも、次に挙げる「USB接続HDD」に対応するBDレコーダーが増えてきたことが大きな理由だ。

○外付けHDDへの対応

 PCの周辺機器でもあるUSB接続の外付けHDDを、拡張HDDとして利用できるBDレコーダーが増えている。ほとんどの製品が対応するといっても過言ではないだろう。外付けHDDをUSBで接続することで、レコーダー本体のHDD容量に加えて外付けHDDも録画番組の保存先として利用できる。

 外付けHDDの価格は、1TBでも1万円未満で購入でき、2TBでも1万円前後と安価。外付けHDDに対応しているBDレコーダーなら、本体のHDD容量を抑えた割安の製品を購入し、安価な外付けHDDで拡張するということが可能となる。ただし、製品によっては外付けHDDに2番組の同時録画ができない、後述するAVC録画は内蔵HDDのみ、というような制限もあるので確認しよう。

○倍率録画

録画モード選択画面の例

 デジタル放送をそのまま録画するモードは「DRモード(メーカーによっては「TSモード」)」だが、録画する際にビットレートを下げることで、より長時間の番組録画が可能となる機能を搭載する製品が多い。

 「AVC録画」と呼ばれる機能で、最近では最大で15倍で録画できる製品もある。DRモードで録画するとビットレートは24Mbpsだから、1.6Mbpsまでビットレートが下がることとなる。永久保存するまでもなく観終わったら削除するような番組ならば、HDD容量を圧迫しない高倍率で録画するといいだろう。

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