デジタル放送への移行も完了して1年(東日本大震災の被災地は2012年4月に完了)。デジタルテレビへの移行もすっかり済んだ時期だろうが、次に考えたいのは録画機器の更新ではないだろうか? そしてこれから購入する録画機器といえば、もちろんBlu-ray Disc™対応した機器ということになるだろう。
そこで今回は、BDに対応した機器、特に録画可能なレコーダーを選ぶときに気になる機能を中心に解説していこう。なお、ここで触れているBD機器は、一般ユーザーがテレビに接続して利用する、いわゆる「民生用」の製品。パソコンに接続したり内蔵したりするパソコン周辺機器・パーツや、プロが放送などで使用するプロ向けの機器については触れていない。
どんな種類のBD機器がある?
まず、どのようなBD機器があるのか確認していこう。家電量販店などで販売されているBD機器を大別すると再生専用の「BDプレーヤー」と、録画可能な「BDレコーダー」とに分けられる。BDプレーヤーは、Blu-ray Discの再生に対応した機器。再生専用なので録画はできない。BD以外に、DVDやCDの再生にも対応する。価格的には1万円台が中心で、高額な製品でも2万円台がほとんどだが、1万円未満の製品も少なくない。再生専用機器なので後述するチューナーなどは搭載しない。
一方のBDレコーダーは、BDプレーヤーにテレビ番組を受信するチューナーと、それを録画するための機能が追加されている機器と考えていいだろう。内蔵されたHDD、もしくは記録可能なBDメディアまたはDVDメディアにテレビ番組などを録画できる。
HDDを搭載せず、BDに直接録画する機能のみを搭載する製品もあるが、ほとんどはHDDとBD/DVDドライブを組み合わせた製品である。BDレコーダーの実売価格は、1万円台後半から6~7万円までと幅広く、そこに各製品のスペックの差異が現れている。そんなスペックの違いを以下にまとめた。
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