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究極のハイエンドモバイル、「VAIO Z」夏モデルを試す

2012年07月04日 11時00分更新

文● 高橋量

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カスタマイズでハイスペック仕様にこだわる!

 ソニーストアを利用すれば、VAIOオーナーメードモデル「SVZ1311AJ」をベースに、CPUやストレージを自由に選択できる。高性能パーツばかりをチョイスした、ありえないほど高い性能のマシンを組み上げることが可能だ。

 選択可能なパーツを個別に見ていこう。用意されているCPUは、Ivy Bridge世代のCore i7-3612QM(2.1GHz)/i7-3520M(2.90GHz)/Core i5-3320M(2.60GHz)/Core i5-3210M(2.50GHz)/Core i3-3110M(2.40GHz)の5種類だ。なかでも注目したいのは、クアッドコアの通常電圧版Core i7-3612QM。ハイパースレッディング対応し、合計8スレッドでの処理が可能。高速な処理を期待できる。

8スレッドで操作する、通常電圧版4コアのCore i7-3612QM(2.1GHz)を選択可能

 メモリー容量は、4/6/8GBの3種類の中から選択する。ここで注意したいのが、VAIO Zのメモリーは専用モジュールとして組み込まれており、メモリーの増設や換装が後から行なえない点だ。長期間快適に使うのであれば、8GBの一択と考えておいたほうがいい。

 また、VAIO Zのストレージは、標準でSSDが採用されている。高速アクセスに対応した第3世代SSDを2台、「RAID 0」と呼ばれる構成で高速化しており、アクセスが非常に高速だ。容量は128/256/512GBの3種類から選択。写真や動画などを取り込むなら256GB以上はほしいが、サブマシンとして利用するなら128GBでもいいだろう。

VAIO Zのストレージ。高速な第3世代SSDをRAID 0構成で利用している

 グラフィックス機能は、本体のみではCPU内蔵ののIntel HD Graphics 4000を利用するが、ドッキングステーション「Power Media Dock」を接続することで、AMD Radeon 7670Mを付けGPUとして利用できる。また、Power Media Dockには光学式ドライブも搭載されており、DVDスーパーマルチドライブかBlu-ray Discドライブのどちらかを選択可能だ。

 そのほかの機能としては、通信機能としてWiMAXやLTEのモジュールを選択できたり、セキュリティ機能のオプションとして指紋認証やTPMせキィリティチップなどが用意されている。

 共通の仕様としては、IEEE8.02.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0に対応。インターフェース類は外付け機器用にUSB 3.0端子×2を用意、映像出力用にHDMI端子が搭載されている。Power Media Dockを接続すれば、UBS 2.0端子×2、アナログRGB端子×2、HDMI端子×2と端子の数を増やすことが可能だ。

VAIO Zの本体前面。中央にあるふたつのメモリーカードスロットのうち、左がメモリースティックDuo用、右がSDカード用

VAIO Zの本体背面。ヒンジ部分には刻印が施されている

本体左側面には、左からオーディオ端子類、有線LAN端子、HDMI端子、USB 3.0端子、ドッキングステーション/USBコネクター、電源コネクタと並ぶ

本体右側面には、アナログRGB端子のみ

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