ソニー初のUltrabookとなる「VAIO T」シリーズは、かつてラインナップされていた10.6/11.1型のノート「VAIO type T」シリーズをほうふつとさせる名の通り、モバイル+省スペースに特化したモデルに位置付けられる製品だ。
VAIO Tシリーズには、11.6型ワイド液晶ディスプレーを搭載した「VAIO Tシリーズ 11」(以下、VAIO T 11)と、13.3型ワイド搭載の「VAIO Tシリーズ 13」(以下、VAIO T 13)が用意されている。特にVAIO T 11は、約幅297×奥行き214.5×高さ17.8mmというサイズで、よりモバイルを意識するユーザー向けといってよく、VAIO type T後継機を待っていたユーザーからすれば超絶気になる存在のハズだ。また、VAIO Xとも似た存在であり、ネットブックからのステップアップとしてもチェックしておきたいノートPCともいえる。
今回は、VAIO T 11を借りることができたので、その詳細をみていこう。ただし、製品版ではなく評価機であるため、変更が少ないであろう外観を中心にチェックをしていく。また、VAIO T 13もサイズが異なるだけでスペックとしては同一で、デザインもほぼ変化がないため、併せて参考にしてほしい。
また、評価機のスペックは次の通りだ。CPUはCore i5-3317U(1.7GHz)、チップセットはIntel HM77 Express、CPUはIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリーは4GB(最大8GB) DDR3 PC3L-10600、ストレージはHGST製HTS545050A7E380(500GB、5400rpm)+SAMSUNG MZMPC032HBCD(32GB)となっている。SSDはIntel Smart Responce TechnologyとIntel Rapid Start Technology(ISRT)用で、ユーザーが直接利用することはできない。
主なスペック | ||
---|---|---|
製品名 | VAIO Tシリーズ 11 | |
店頭想定価格 | 約11万円 | |
CPU | Intel Core i5-3317U(1.7GHz) | |
メインメモリー | 4GB(最大8GB) PC3L-10600 DDR3L | |
ディスプレー(最大解像度) | 11.6型ワイド(1366×768ドット)、LEDバックライト | |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) | |
ストレージ | 32GB SSD(ISRT対応)+500GB HDD | |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 2.0端子、アナログRGB端子、131万画素ウェブカメラ、Bluetooth 4.0+HS | |
本体サイズ/重量 | 約幅297×奥行き214.5×高さ17.8mm/約1.42kg | |
バッテリー駆動時間 | 約6.5時間 |
