Xiの速さと安定度はしっかりと確保
早速L-04Dの通信速度を実測してみよう。以下は最下部の秋葉原を除いて、平日午後に東京都内で計測した実測値だ。
インターネットによる計測という特性を考慮しても、数値の面では時間や場所によって速度の変化が大きいXiだが、最大通信速度はほかのXiルーターと大差ない2Mbps程度は確保できている。
この状況で使ってみると、ウェブブラウズをはじめ、メールの送受信などを行なっている範囲では極めて快適だ。どの場所でも安定して通信ができるXiのメリットはそのままだ。
また、アンテナマークを確認しながら移動してみたが、通信方式の表示が時折「LTE」から「3G」になってしまうものの、地下街やビルの奥に入っても圏外になることはなく、どこでも通信できている。
価格も値下げでうれしい、はずだが……
小さく軽くなったL-04D。電源を入れて無線LANが使えるようになるまでの時間が短いのも特徴で、ベンチに座って短時間で要件を済ませたい場合にはとても重宝する。
しかもサイズが小さいので持ち運びにも便利だ。付属品としてソフトケースがついているが、残念なのが本体にストラップホールがないこと。小さく、するっとしたデザインなので、紛失には注意しなければならない。
それと、前述のとおり本体価格が安いのは魅力ではあるが、注意したいのは月々サポートの額も低くなってしまうこと。そのため、実際に月々の負担額を計算すると、回線契約を含んで本体が一括0円の特価で売られるような場合は負担が大きくなる。
例えば、2012年6月19日現在の月々サポートの額は、月額600円の24回で、本体価格が高価なBF-01Dの月々1260円と比べると半分以下となっている。
とはいえ、定番のXiルーターになると思われるL-04D。本体も小さく電池の持ちも十分。どこでも確実に使えるXiの回線と合わせて、おすすめのモバイルルーターのひとつである。
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