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性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第12回

「VAIO Z」で使いたい「Photoshop」「Premiere」

2012年05月21日 21時00分更新

文● 高橋量

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 ソニーの「VAIO Z」は、パフォーマンスと携帯性に優れた高性能モバイルノートだ。ビジネスシーンでフル活用できるのはもちろん、動画や写真の管理・編集といった趣味の分野でも威力を発揮する。VAIO Zロードテスト第12回では、プリインストールされている標準ソフトのなかから、特に便利な画像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 10」と、動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 10」を紹介しよう。

標準仕様モデル「VPCZ239FJ/B」。「Power Media Dock」が付属する。本体カラーはブラックのみ

試用機の主なスペック
製品名 VAIO Z
型番 VPCZ239FJ/B(Black)
CPU Intel Core i5-2450M(2.5GHz)
メインメモリー 4GB
ディスプレー(最大解像度) 13.1型ワイド(1600×900ドット)、LEDバックライト、低反射コート
グラフィックス機能 AMD Radeon 6650M(1GB、Power Media Dock接続時)、Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ストレージ 128GB 第3世代SSD RAID(64GB×2)
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(Power Media Dock接続時)
本体サイズ/重量 約幅330×奥行き210×高さ16.65mm/約1.165kg、Power Media Dock:約幅148×奥行き220×高さ16.65mm/約685g
バッテリー駆動時間 付属バッテリーパック:約9時間、別売バッテリーパック:約9時間(内蔵用)、約17.5時間(内蔵用+拡張用)
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)

写真の加工は「Adobe Photoshop Elements 10」で決まり!

 VAIO Zの標準仕様モデル「VPCZ239FJ/B」には、画像編集ソフトとして「Adobe Photoshop Elements 10」の体験版がプリインストールされている。30日間無料で利用できるので、ぜひ使ってみることをオススメする。高性能でいて分かりやすく、いつの間にか手放せなくなってしまうこと間違いナシだ。

「Adobe Photoshop Elements 10」の起動画面。「整理」をクリックすると写真管理ソフト「エレメンツオーガナイザー」が起動し、「編集」をクリックすると画像編集用のPhotoshop Elements 10が起動する

 なかでも便利なのは、画面の指示に従いながら操作するだけで写真を自由自在に加工できるガイド付き編集機能。画面右の一覧の中から効果を選び指示された機能を実行すれば、初心者でも写真を手軽に修正・加工可能なのだ。

画面右の一覧の中から、利用したい加工方法を選択する

画面のガイドを参考にしながら複数の機能を組み合わせて写真を加工する

 ガイド付き編集機能を使えば、被写界深度やオートン効果などさまざまな加工が可能だ。少しの手間で写真の見ばえがグンとアップするので、試してみるといいだろう。

 またクイック補正機能を使えば、プレビューで確認しながら複数の色調効果をまとめて設定できる。写真の色味や明るさなどを手早く修正したいときに便利だ。

複数の効果をプレビューで確認しながらまとめて操作できるクイック補正機能

 Photoshop Elementsといえば、高度な合成機能も魅力だ。複雑な形を範囲選択する場合は、「スマートブラシツール」が便利。切り抜きたい部分の境界線をなぞるだけで、自動的に範囲が選択される。

なぞるだけで複雑な形を選択できる「スマートブラシツール」

 写真の一部分を違和感なく消すことも可能だ。「再構築ツール」を使って不要な部分をブラシで塗り、画像の端をドラッグするだけの簡単操作がうれしい。不要な物が写りこんでしまった写真の修正に威力を発揮するだろう。

「再構築ツール」を選択し、削除ブラシで消したい部分を塗りつぶす

画像の端をドラッグすると、塗りつぶした部分だけが消去される

 大量の写真を管理するなら、エレメンツオーガナイザーが便利だ。写真を撮影日時やタグなどで管理できるほか、顔認識機能で写り込んでいる人から写真を検索できる。認識処理には時間がかかるが、家族や友人のベストショットを探したいときなどに役立つだろう。

撮影日時やタグ、人物の顔などで写真を管理・検索できる「エレメンツオーガナイザー」

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