Beatsヘッドフォン用に最適化したイコライザー設定を完備
AVライターも唸るBeats Audioの実力「HP ENVY15-3000」
2012年04月26日 11時59分更新
音楽配信サービスの普及にともなって、身近なオーディオ・プレーヤーとしても活用されているノートPC。最近では、CDの16bit/44.1kHzを超える24bit/96kHzや24bit/192kHzサンプリングの高音質音源の配信も増え、より高品位なオーディオ再生の楽しみも広がってきている。
このようなオーディオユーザーの要望に応えようと、各PCメーカーは国内や海外のさまざまな有名オーディオブランドと共同開発されたスピーカーを内蔵するのがトレンドとなっている。
その一例が日本HPだ。同社のPCはスピーカーをはじめとするオーディオ機能に「Beats Audio」テクノロジーを採用するモデルが多い。ちなみに、Beats Audioの採用はノートPCでは初めてとなる。
Beats Audioと言えば、自らもヒップホップ・ミュージック界のアーティストとして活躍し、世界的プロデューサーとしても知られるDr.Dreが手がけるブランドで、日本でもヘッドホンが人気だ。
今回紹介する「HP ENVY15-3000」は、そのBeats Audioテクノロジーをフルに生かすためステレオスピーカーを6基内蔵。スペース的な制約により高音質化が難しいノートPCながら、より高品位なオーディオ再生を可能にしている。そのオーディオ再生の実力をじっくりと確かめてみることにしよう。
シンプルながら高級感あふれる外観デザイン
HP ENVY15-3000(量販店モデル)は15.6型の液晶モニターを備えたモデルで、CPUにはCore i5-2450M (2.50GHz、TB時最大3.10GHz)を搭載し、グラフィックスも「AMD Radeon HD 7690M」を採用するなど、HD映像コンテンツの再生やゲームなども快適に楽しめる実力を備えている。
サイズ自体は、15.6型液晶モデルだけにやや大柄になるが、最薄部は約28.3mmとスリムになっており、すっきりとしたフォルムだ。
ボディーにはアルミニウムとマグネシウム合金を組み合わせた素材を採用しており、見た目の質感も上質。がっしりとした信頼性の高い剛性を確保しており、キーボードを叩いても、ボディーがたわむようなことなく、カチっとした感触でキー入力ができる。
スピーカーは、手前のパームレスト部分に左右各2基、キーボード上部にさらに2基のドライバーユニットを内蔵する。また、キーボードの右側には「アナログ・ボリュームコントローラー」があり、音量調整のほか、のロゴ部分のスイッチを押すと、イコライザー機能をなどを備えた「Beats Audio」ソフトウェアが起動する。
基本的なオーディオ機能は、IDT HighDefinition Audio準拠で、ハイサンプリング音源の再生などにももちろん対応している。
HP ENVY15-3000(量販店モデル)の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i5-2450M(2.50GHz/TB時最大3.10GHz) |
メモリー | 4GB(最大8GB) |
チップセット | モバイル インテル HM65 Express チップセット |
ストレージ | 750GB HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレー | 15.6型ワイド液晶(1366×768ドット) |
グラフィックス | AMD Radeon HD 7690M(専用メモリー1GB) |
入出力端子 | HDMI×1、DisplayPort×1、USB 3.0×2、USB 2.0×1、音声出力×2、マイク入力×1 |
メディアスロット | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、MMC対応 |
無線通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 3.0 |
有線通信機能 | 10/100/1000Base-TX |
OS | Windows 7 Home Premium SP1(64bit) |
バッテリーによる稼働時間 | 約8時間 |
本体サイズ | 幅380×奥行き30(最薄部28.3)×高さ244mm |
重量 | 約2.68kg |