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速くて便利! 実測でわかるモバイルデータ通信 第14回

PCに差すだけでXiが使えちゃうNTTドコモ「L-03D」

2012年04月12日 12時00分更新

文● 宇野貴教

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 PCでモバイル回線を利用するためのデバイスとして、ここ近年はモバイルWi-Fiルーターが人気であるが、無線LAN接続はバッテリーを消費する。モバイルノートPCで長時間、外出先でネット接続するという用途では、USB接続タイプのデータ通信端末もまだまだ重宝する。

 今回紹介する「L-03D」(LGエレクトロニクス製)は、NTTドコモのLTE通信サービス「Xi」に対応したUSBデータ通信端末。USB接続タイプのXi端末は2製品目となる。

クネクネ曲がるUSBコネクター

本体はUSB通信モジュールとしてはやや大きめ

本体はUSB通信モジュールとしてはやや大きめ

 本体サイズは幅92×奥行き34×高さ12.4mmと、USBデータ通信端末としてはかなり大柄な部類。イメージ的には、コンパクトなUSBハブとほぼ同サイズと思えばよいだろう。

USBコネクター部は回転するため、右の写真のようにまっすぐに差すだけでなく……

曲げたり、起こしたりもできる

 USBコネクターは本体直付けのため、そのままノートPCに直接接続するとかなり邪魔に感じてしまうが、USBコネクター部分の工夫のおかげで設置スタイルはかなり自由に変更でき、隣接するUSBポートなどとも干渉しない作りになっている。

 電源はUSBバスパワー動作なのでバッテリーは搭載しない。そのおかげもあってか重量は約45gと軽い。

設定さえしてしまえば差すだけで使える

付属するユーティリティソフトのメイン画面。表示される情報を必要最小限に抑えたシンプルなUIだ

付属するユーティリティソフトのメイン画面。表示される情報を必要最小限に抑えたシンプルなUIだ

設定画面では自動接続の設定や通信量の確認が行なえる

設定画面では自動接続の設定や通信量の確認が行なえる

APNの追加や編集を行なうためのツールも付属している

APNの追加や編集を行なうためのツールも付属している

 利用方法は至ってシンプルだ。本体をPCのUSB端子に接続すると、ドライバーやユーティリティソフトのインストーラーが起動するので、指示に従って操作すればいい。

 ユーティリティソフトは、接続のオン/オフと電波状況の確認のほか、APN設定や通信量の確認などが行なえる。ただ、自動接続するように設定すれば、電波状況の確認や手動での接続オフくらいでしか出番はないだろう。

 実際に使ってみると、USBデータ通信端末とは思えない大型ボディーが最初は邪魔に感じるが、本体を回転させて立ててしまえばあまり気にならない。本体サイズのハンデをUSBコネクターの工夫でうまく補っていると言える。

 PCのUSB端子に差して接続が確立するまで数秒ほど待つだけという、簡単かつ気軽な利用スタイルは大きな魅力だろう。

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