Q9:ヘルシオのお勧めメニューは?
A9:じつはお菓子が得意!
ヘルシオは、1台でありとあらゆる調理をこなす万能調理器で、和食から中華、洋食までさまざまなメニューが登録されているが、その中でも開発者のお勧めは、骨まで食べられる「さんまの骨まで柔らか煮」や「プリン(なめらかタイプ)」とのこと。
また、本格的な料理を作るだけでなく、スーパーで買ってきた天ぷらやフライの温めも、ヘルシオの得意とするところだという。電子レンジで天ぷらやフライを温めると、衣がべちゃっとしてしまい、とても揚げたての食感にはならないが、過熱水蒸気で加熱するヘルシオなら、冷めた天ぷらやフライも、サクサクした揚げたての食感が楽しめる。
そして冷凍の鯛焼きやたこ焼きも、ヘルシオなら外はかりっと中はしっとりと仕上がり、電子レンジで加熱したものとは雲泥の差になるという。従来のオーブンレンジのオーブン機能は「ハレの日に使うもの」という印象が強く、結局あまり使わなくなってしまうことが多いが、ヘルシオは過熱水蒸気という新しい調理方法でありながら「日常生活でも気軽に使える」ことが最大の魅力である。
また、ヘルシオは、余計な脂や塩分を減らすというメリットばかりがクローズアップされているため、パンを焼いたり、クッキーやケーキなどのお菓子作りは苦手なのでは、という誤解をしている人もいるようだが、もちろんそんなことはない。
温度の細かな調節が可能なヘルシオはパンやクッキーも大得意である。温度や蒸気量の調節が難しいシュークリームも、ヘルシオならクックブック通りにこなせばOK。お菓子作りが好きな人にもお勧めだ。
Q10:ヘルシオはどんな進化を歩んできたのか?
A10:ユーザーの声に応え続けて8代目!
ヘルシオは、現行のフラッグシップモデル AX-PX2で8世代目の製品となるが、ユーザーからのフィードバックを活かし、より使いやすく進化を続けてきた。
第1世代のヘルシオは、電子レンジ機能を持たず、純粋なウォーターオーブンだったが、第2世代からはユーザーの声に応える形で電子レンジ機能が追加された。ただし、電子レンジ機能は牛乳や冷凍ごはんの温めなど、過熱水蒸気では時間がかかる作業を高速にこなすためのもので、いわば従の機能だ。しかしこの選択によって、1台でレンジ全般の役割を果たす万能調理器への道を歩み始めたことは間違いない。
第5世代のフラッグシップモデル「AX-X1」では、従来オプションだった蒸気排気ダクトを内蔵し、上部に10cm以上のスペースがあれば設置が可能になったほか、除菌機能が追加された。
また、第7世代のフラッグシップモデル「AX-PX1」は、直感的な操作を可能にするタッチパネル対応の4.3インチカラー液晶を搭載、さらにソフト蒸し機能とトリプル噴射方式を採用。調理時間も短縮された。そして、最新のAX-PX2では、携帯電話やスマートフォンで撮影した写真を赤外線経由でヘルシオに転送し、最大25件までのオリジナルメニューを登録できる「マイへルシオ」を搭載した。
このように、ヘルシオは毎年確実に便利で使いやすく進化している。今後の進化にも期待したい。
――というわけで、ヘルシオのひみつとその回答はこんなところだ。次ページでは、実際の使い勝手をレポートしよう。