4.タイトル
ここもキモ。何のテーマについて、どんなスタンスで書いているのか。読者に知ってもらいたいことは何なのかを考える。直感的にわかること。記事が要約されているということ。
突き詰めれば、ネットニュースは文字数の関係もあり、1つのことくらいしか伝えられない。あれもこれもではなく、削っていく観点こそ大事。「削る」「絞る」っていうのは別に文章を書くだけでなく、普段、企画書を書く上でも大事だね。
5.最初の段落でつかむ
これ大事。RSSリーダーでも最初の段落は表示されることが多いからね。最初の段落の、しかも最初の1文でつかむのだ。まぁ、ちょっとメディアに詳しい人なら当たり前だけど、新聞記事なんかは特にそうで、見出しと最初の1文を読めば概要は把握できるようになっている。マスメディアでは当たり前なのだけど、この当たり前のことがネットニュースやブログでは行われていないことが多いのだよね。『仮面ライダー電王』のセリフじゃないけど「最初からクライマックスだぜ!」っていう勢いでいくといい。
6.人に言いたくなるネタを入れておく
「ネットでクチコミですな、ガハハ」とか中高年のマーケティング部長や、自称ソーシャルメディアコンサルタントは語るわけだけど、「じゃあ、どうクチコミさせるのよ?」というところが弱いと感じるんだな。牧歌的だよね。
クチコミを起こすには、強い事実と媒介するものが必要。特に「人に言いたくなる」事実が大事なのだよね。「○○さんって、○○らしいよ!」っていう、中学校のトイレで展開されるうわさ話をイメージするとわかりやすい。
特にソーシャルメディア上だと、そのエントリーを象徴する1文が必要なのだよね。そして、この1文が、タイトル+短縮URLと一緒に拡散するとベスト。なので、30Wくらいの決めの1文を入れておく。
というわけで、別に私はウェブのプロではないのだけど、読まれる記事を書くためのポイントだ。少しでも自分の記事を広げたいと思っている人は参考にして欲しいな。
※メルマガではさらに、以下のポイントを解説。
7.ネットで読みやすい文体に
8.読者と仮想敵を想定しておく
9.ぶっちゃけ感と多様な視点
10.Twitter、Facebookでの拡散はタイミング、文脈が大事
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【筆者プロフィール】 常見 陽平
人材コンサルタント、大学講師、著述業。一橋大学商学部卒。株式会社リクルート、玩具メーカーを経て、2009年に株式会社クオリティ・オブ・ライフに参加。企業の新卒採用や、大学のキャリア教育や就職支援のコンサルティングを行う他、講演・執筆活動に没頭している。また、実践女子大学、白百合女子大学、武蔵野美術大学などで非常勤講師。若者に愛を伝え、怒りを代弁する戦う人材コンサルタント。「くたばれ!就職氷河期」など就活、キャリアに関する著書多数。 ビジスパではメルマガ「常見陽平の愛と怒りのシゴト論 普通のあなたのひとつ上の働き方」を執筆中。
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