このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

“使えるスマホ”を叶えるアイテム研究所 第14回

NASやオンラインサービスでスマホのストレージを大増量だ!

2012年02月13日 12時00分更新

文● 行正和義

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本体標準でGBクラス、microSDカードを併用すれば数十GB程度のストレージ容量を持ついまどきのスマホならば、アプリを入れまくってもそうそう一杯になることは少ないだろう。とはいえ映画などの動画データやデジカメで撮影した静止画データを保存しはじめると、とたんに何GBあっても足りなくなる。

 そこで活用したいのが、外出先でもデータを参照できるオンラインストレージサービス、または屋外からのアクセスに対応したNASだ。

Officeアプリも用意する
オンラインストレージサービス「KDrive」

「KDrive」をPCのウェブブラウザー上で使っているところ。登録するだけで2GBの容量が利用できる

「KDrive」をPCのウェブブラウザー上で使っているところ。登録するだけで2GBの容量が利用できる

ユーティリティをダウンロードしてインストール。仮想ドライブとなるのでドラッグ&ドロップでファイルの管理が簡単

ユーティリティをダウンロードしてインストール。仮想ドライブとなるのでドラッグ&ドロップでファイルの管理が簡単

ファイルやフォルダーの共有も個別に指定可能なので、メールに添付できない大きなファイルを送りたいときにも使いやすい

ファイルやフォルダーの共有も個別に指定可能なので、メールに添付できない大きなファイルを送りたいときにも使いやすい

 一昔前ならばWindows Mobileの「ActiveSync」のような“デスクトップPCが母艦”という考えが一般的だったが、AndroidやiPhoneではGoogleドキュメントやiCloudといったクラウド上のサービスが用意されている。

 無料で使える容量が1GBや5GBというのはやや物足りないが、いずれも容量を追加購入できるので使いこなしているユーザーも多いはず。

 オンラインストレージサービスはかなり乱立気味だが、数GB程度ならば無料というのが魅力。例えば、キングソフトが提供する「KDrive」は2GBまで無料というオンラインストレージで、PC側はクライアントソフトを導入することで仮想ドライブとして利用できる。

Android用アプリのログイン画面。登録メールアドレスとパスワードの入力は2回目以降省略できる

Android用アプリのログイン画面。登録メールアドレスとパスワードの入力は2回目以降省略できる

起動後の画面。いきなりオンラインファイル一覧が表示されるのではなく、ローカル/オンライン一覧、履歴表示になっており、移動などの合間に作業を継続するのにちょうどいい

起動後の画面。いきなりオンラインファイル一覧が表示されるのではなく、ローカル/オンライン一覧、履歴表示になっており、移動などの合間に作業を継続するのにちょうどいい

メイン画面からオンライン→マイドキュメントを選ぶとKDriveに上げたファイルの一覧がずらりと並ぶ

メイン画面からオンライン→マイドキュメントを選ぶとKDriveに上げたファイルの一覧がずらりと並ぶ

 Android側も無料アプリをインストールして利用するのだが、ポイントはストレージにアクセスするためのアプリに加え、オンラインストレージと連携するOffice互換アプリが用意されている点。

 「KINGSOFT Office for Android」はWord、Excel、PowerPointなどMS Officeのドキュメントをそのまま開けてWord、Excelファイルについては編集も可能だ。

「KINGSOFT Office for Android」を起動すると、オンライン上のファイルがサムネイル付きで表示される。縦表示も可能だが、縦だと1画面1項目となるので横のほうが一覧性は高い

「KINGSOFT Office for Android」を起動すると、オンライン上のファイルがサムネイル付きで表示される。縦表示も可能だが、縦だと1画面1項目となるので横のほうが一覧性は高い

PC側でMicrosoft Excelのテンプレートからxlsxファイルを作って保存してみた。KINGSOFT Officeからでもとくに問題なく閲覧・入力できる

PC側でMicrosoft Excelのテンプレートからxlsxファイルを作って保存してみた。KINGSOFT Officeからでもとくに問題なく閲覧・入力できる

 ダウンロード後7日以降は2980円で購入したキーを入力する必要があるのだが、キーを購入しなくても閲覧だけなら可能。なお、K-Drive、KINGSOFT OfficeともにiPhoneやiPadにも対応している。

 有料版KDriveは30GBならば年額6000円、50GBならば年額9600円、100GBまでなら1万8000円という料金プランになっており、さらに紹介した友人が利用すると1人あたり512MBの容量を無料で追加できる。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン