家のNASをスマホのストレージとして活用する
とはいえ、データをクラウド上に置くのが不安で手元に置いておきたい、または使用容量に合わせて料金を支払う手続きが面倒、もしくは数十GB単位の容量ではまるきり物足りない、といった人ならば、やはり自宅にNASを置きたいところ。
ホームユース向けのNASは値段もこなれてきたこともあって、しばらく前から普及が進んでいるようだが、スマホとの連携がかなり強化されてきており、スマホ用大型ストレージとして使わない手はない。
家庭用のNASに屋外(LANの外)からアクセスしたいという場合、IPアドレスがどうのこうのと導入がめんどくさい印象がある。しかし、いまどきのNAS製品は驚くほど導入手順が簡略化されている。
その象徴的なサービスが「Pogoplug」だ。昨年から次第に普及し始めたPogoplug対応デバイスは、接続したUSB HDDをオンラインストレージとして使えるようになるというしくみで、いくつかのメーカーで対応する製品が登場してきている。
バッファローでは「LinkStation CS-X/CS-WV」という製品がPogoplugの機能を内蔵している。登録手順はおそろしいまでに簡単で、NASをルーターに接続し、PCのブラウザーで専用サイトに接続してセットアップを選択、NASが自動検出されるのでメールアドレスとパスワードを入力する。
すると確認用メールが届くのでURLをクリックしてログイン(アクティベート)。製品のキャッチコピーである“箱を開けて約60秒”のとおり、だいたい1分もあれば完了してしまう。
あとはPogoplugのサイトにログインすればブラウザー上でNAS内のファイル表示/アップロード/ダウンロードでき、専用ブラウザーをインストールすればPCのドライブのように扱える。
Android側のPogoplugアプリでも同様で、登録したユーザーネーム(省略したときはメールアドレス)とパスワードを入力するだけだ。スマホで使うことを前提にした操作性もかなりよく出来ており、ファイルの一覧、アップ/ダウンロードなどをアプリ上で行なえるのはもちろん、スマホでドライブ内のファイルを誰かに渡したければ、そのファイルだけ共有できるURLリンクをメールするといったことも行なえる。
さらにファイルをメールに添付してPogoplugの用意するアドレスに送信するだけで(送信元が登録した自分のアドレスであれば)NASにアップロードできるという機能もある。
ファイルをエクスプローラーのようなファイルブラウザー上で扱う習慣のあまりないスマホでは、メール添付という形式でアップロードが行なえるのはかなり気軽だ。
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