確かに高輝度なOptimus bright
発色で優れるGALAXY S II LTE
まずは果物の写真を「明るさ最大」で見てみる。単純に明るさだけならOptimus brightとF-12Cはかなり明るい。ただしL-07Cは明るくても果物の色が薄く見えてしまう。画面が白っぽく見えるのだ。色がよくわかったのはSC-03D。果物の色が濃く表示される。また画面の大きさも4.5型とこの中で一番大きく、有利に感じる。
IS13SHはメインディスプレーの画面全体が暗めの印象。果物もかすんで見える。しかしサブディスプレーのメモリ液晶は明るい中でも実にくっきりと見える。時間の確認や着信を確認するなら問題ない。iPhone 4SはF-12Cと見え方が近い印象だが、果物はiPhone 4Sのほうが色が濃く見えるようだ。
全体を比較すると、IS13SHのメインディスプレーが暗めに感じた。今回は設定で“鮮やかモードをオフ”にしているので、その影響もあるかもしれない。
画面の明るさを最低にして今度は見てみる。これはまず全体の印象をいうと全然見えない。立った状態で果物とわかったのはGALAXY S IIのみ。他は目を近づけてやっとわかる。しかしiPhone 4Sはそれでも目を凝らして、画面を傾けないと見えないほど。それほど日光の下で明るさ最低で見ると、画面が暗いのだ。
つづいて、自動調節センサーを“有効”にした。ただしiPhone 4Sは明るさのバーの位置に影響されるので明るさを中くらいにして自動センサーを有効にした。
明るさだけを見るとIS13SHは実際は悪くなく、画面明るさを最大にしたときと同じ印象。画面明るさ最大時は「暗め」に見えたが、ここでは他の機種がそれだけ暗く表示されたのだ。
明るさと色の見やすさが良かったのはGALAXY S II LTE。くっきりと果物が表示されている。L-07Cは暗めで、色の濃さはIS13SHより上という印象。F-12CはiPhone 4Sより明るいが、iPhone 4Sのほうが色が濃くわかりやすい。
省エネ設定では
極端に暗くなって見えにくくなる端末も
最後は省エネ設定。基本的に省エネ設定がある機種は有効にするだけで他は調整しない。ただし画面がすぐに消えてしまう機種は少し長めに設定し直した。iPhone 4Sはとくに公式の省エネ設定は無いのでテストから外した。
Optimus brightはドコモの「ecoモードアプリ」を使う。印象としては画面の明るさを最低にした感じに近い。明るい場所で使う場合は画面に顔を近づけて操作することになりそうだ。F-12Cも「ecoモードアプリ」を使う。L-07Cよりは見やすく、画面に顔を近づけなくても操作に不自由はなさそうだ。
GALAXY S II LTEは「省エネモード」を起動した(バッテリー残量70%で起動)。省エネモードとは思えないほど見やすい。これなら日常的に省エネモードにしておいても良いように感じる。ただしバッテリーの減り具合はチェックしていない。あくまで「見やすさ」だけの印象の話だ。
IS13SHは省エネ設定の「エコ技」で「技あり」設定にした。「技あり」はパフォーマンスを落とさずに省エネするモード。その効果を発揮したのかGALAXY S II LTEに次ぐ見やすさ。IS13SHは通常時よりも「アウトドアビュー」や「エコ技」を使ったときに他機種よりも見やすさを実感できるようだ。
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