文字の見やすさは
果物を見るときとは違う結果に
次にメールの文面の写真を画面の明るさを最大にして見てみる。写真は背景が白で文字は黒。だがディスプレーの違いでそのように見えるとは限らない。
Optimus brightでは文字が小さく表示されてもハッキリわかる。ただ、背景の白い画面が黄色っぽく見える。F-12Cが今回もっとも文字がくっきり見えた。少々白い背景がピンクっぽく見える。GALAXY S II LTEは画面が暗め。IS13SHもメインディスプレーは暗め。ただし読む分には問題ない。もちろんメモリ液晶は果物の写真と同じくクッキリ見える。
iPhone 4Sは2番目によく見える。やはりF-12Cと見え方は近い。背景の白が非常にキレイな白と感じる。全体的に白と黒だけの写真なので、果物の写真よりも見やすい印象だ。
次は明るさを最小にして見る。これは果物の写真を見るよりも実用的ではない。
続いて自動調節センサーを使用した場合。Optimus brightの画面はやはり黄色っぽく見える。画面は見やすいとは言えなかったが、文字は読むことができた。F-12CはやはりiPhoneに近い印象で、文字は小さく見える。GALAXY S II LTEは画面が暗く見えるが、文字は大きく、ハッキリと読める。IS13SHも画面が暗めで赤みがかかって見える。ただし文字を読むぶんには問題なし。iPhone 4Sは画面の明るさ最大時に近い印象。よく読むことができ、背景の白もハッキリ見える。
省エネ設定では果物の写真と似た印象だ。たとえばOptimus brightはL-07Cは文字があるのはわかるが読むには顔を近づける必要があった。F-12Cも画面の明るさを最低にしたよりは見えるが、文字のタイトルは読めても本文を読むのは難しかった。
GALAXY S II LTE、IS13SHはどの設定でもOK
F-12C、iPhone 4Sは差が激しい
見やすさを比較した印象では、GALAXY S II LTEとIS13SHはどのパターンでも見やすい機種となるようだ。特にGALAXY S II LTEは画面が暗くても色がハッキリ見えるからか、見やすい印象だ。IS13SHはGALAXY S II LTEより明暗の差がハッキリあり、明るさ最大時の比較では他機種と比べて暗く見えるが、どの設定でも画面の内容がわかる。
F-12CとiPhone 4Sは何度も述べたように、見え方が近い印象を受ける。より色が濃く見えるのはiPhone 4Sのほうだが、画面を暗くすると暗過ぎるという面もある。逆に言えば画面の明るさ調整の結果がわかりやすい。
意外と見やすさの視点ではOptimus brightが奮わなかった。特に明るさを最大にしたときにL-07Cは明るすぎるようで、色が薄く表示されてしまった。
また省エネ設定ではメーカー独自の省エネ設定があるGALAXY S II LTEとIS13SHが好成績なのも注目したい。やはりその機種に最適な省エネ設定ができるため、見えづらくすることなく省エネが可能ともいえる。
また機種の設定によって見やすさの違いも大きかったので、見えづらいと思ったときは設定を変更してみるのも手だ。特に屋外ではその差は大きくなるだろう。
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