同梱ソフトウェアでデジタル大掃除がはかどるぞ!
従来からユーザーの高い評価を受けてきた「ScanSnap S1500」シリーズだが、2011年10月、新モデルが発売された。基本的なハードウェアスペックは従来モデルと変わらないが、同梱ソフトウェアの機能がさらに充実した。
詳細は後述するが、iPad/iPhoneとのカンタン連携が可能になったり、クラウドサービスとの連携が強化されたりと、さらに使い勝手が向上している。
「ScanSnap S1500」と「ScanSnap S1500M」は、ハードウェアスペックも添付する基本的なアプリケーションも同一だ。
違いは、筐体カラーリングが異なるのと、「ScanSnap S1500」には「Adobe Acrobat X Standard(Windows版)」が、「ScanSnap S1500M」には「Adobe Acrobat 9 Pro(Mac OS版)」が付属するところだろうか。
ScanSnap S1500シリーズの基本スペック | |
---|---|
読み取り方式 | 自動給紙方式(ADF)、両面同時読み取り |
読み取りモード | 片面/両面、カラー/グレー/白黒/自動(カラー、グレー、白黒の自動識別) |
読み取り解像度:速度 | 自動解像度モード 両面・片面 20枚/分 |
ノーマル カラー/グレー150dpi、白黒300dpi相当:両面・片面20枚/分 | |
ファイン カラー/グレー200dpi、白黒400dpi相当:両面・片面20枚/分 | |
スーパーファイン カラー/グレー300dpi、白黒600dpi相当:両面・片面20枚/分 | |
エクセレント カラー/グレー600dpi、白黒1200dpi相当:両面・片面5枚/分 | |
原稿搭載枚数 | 最大50枚 |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 292×159×158mm |
質量 | 約3kg |
デジタル化と整理整頓を同時進行
このデジタル断捨離で声を大にして言いたいのは、ただデジタル化するだけでは、せっかくのデジタル大掃除が無駄になってしまうから、身の周りの紙書類をデータ化して可能なものは廃棄して、物理的に減らしていこう、ということ。
さらに、そんなデジタル断捨離を断行するなかで特に重要なのは、検索すると一発で目的の書類データを呼び出せる環境を同時に作り出すこと。漫然とスキャンした挙句、必要なときに肝心の書類が見つからないなんて醜態を晒すわけにはいかない。
そして紙書類のデータ化にScanSnapが役立つのはもちろんなのだが、その添付ソフトウェアも本体に負けないぐらいデータの整理整頓に役立つのだ。
ScanSnapに標準添付される名刺管理ソフト「名刺ファイリングOCR(Windows専用)」「CardMinder(Mac OS専用)」を使えば、住所録を作成したり、年賀状作成ソフトの住所録と連携したりといったことが可能となる。さらに、家庭で使うなら「やさしく家計簿エントリー for ScanSnap(Windows専用)」を使ってカンタンに家計簿が管理できる。
また、ScanSnapセットモデルに同梱されるソフトウェアの「楽2ライブラリ パーソナル」を使えば、紙書類をスキャンしたあとで、書類・写真・ハガキなどに分別し、キッチリとフォルダ分けしたうえで保存できる。
こうして紙書類をどんどんスキャン→廃棄していけば、頭を悩ませていた大量の紙書類を一掃できるだけでなく、書類管理も効率的になるだろう。何より、スキャナー以外にアプリなどを追加購入する必要がないのはありがたいことだ。
それでは、そんな「ScanSnap S1500」を使ってデジタル断捨離を実践していこう。