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文書デジタル化の定番! ScanSnapが支持される理由
2011年08月30日 18時00分更新
個人向けドキュメントスキャナーとして長い歴史
紙文書をデジタルデータ化するのに欠かせないドキュメントスキャナーだが、そのブランドリーダーといえば、言わずと知れた「ScanSnap」シリーズである。
大量の紙文書を一気にデジタルデータ化する場合、ドキュメントスキャナーはフラットベッドスキャナーに比べると圧倒的に効率的である。ASCII.jpでも以下のような記事を通じて、ドキュメントスキャナーの便利さと有効な活用方法について紹介してきた:
ScanSnapを開発・販売しているPFUは、個人向けドキュメントスキャナーに長年取り組んできた。同社がScanSnapの初代モデルを販売開始したのは2001年7月。ドキュメントスキャナーのド定番として定着している同製品は、すでに発売10周年を迎えていたのだ。
ちなみに、PFUは2002年からScanSnapのグローバル展開も開始しており、2009年には全世界累計販売台数が100万台を突破している。同社の業務用ドキュメントスキャナー「fiシリーズ」が全世界で高いシェアを誇っていて、同シリーズで培った技術と人気の高さが世界におけるScanSnapのシェアを押し上げている一因でもあるだろう。
なおPFUは、日本国内でもBCNによる売り上げランキング「BCN AWARD 2011」で、「スキャナ部門 最優秀賞」を受賞している。
そんなScanSnapシリーズのフラッグシップといえるモデルが「ScanSnap S1500」だ。
実際にいくつかの紙文書をデジタルデータ化してみると、ScanSnap S1500のドキュメントスキャナーとしての性能は非常に満足いくものであることが分かる。解像度に関わらず一定して速いスキャン速度、操作の明快さ、動作音の静かさ、充実したソフトウェアといずれをとっても文句ない。紙文書のデータ化に取り組んでみたいと思うのならおすすめの1台である。
なお現在、「ScanSnap 発売10周年記念サマーキャンペーン」が2011年9月30日まで展開中。富士通「LIFEBOOK TH40/D」などが抽選で当たるというから、この機会にScanSnapの購入を検討するのもいいだろう。
用途に合わせて選べ! ScanSnapのラインアップ
ここではScanSnap S1500を中心に紹介するが、ScanSnap S1500以外にも「ScanSnap S1300」「ScanSnap S1100」などの姉妹機が発売されている。
給紙枚数、スキャン速度などの機能はScanSnap S1500に及ばないものの、パーソナルユースとしては十分な機能を備える。コンパクトなボディサイズでUSBバスパワー駆動も可能なので、社内での持ち運びや外出先への持ち出しも可能だ。
世界最小クラスで、モバイルもできるドキュメントスキャナー。サイズがサイズだけに、自動給紙機能などが省略されているが、持ち運び可能でACアダプタ不要のUSBバスパワーで動作するので、外出先や出張先でも利用できるメリットがある
上記2製品の詳細については公式サイトでチェックしてみよう。
ScanSnap S1500、ScanSnap S1300、ScanSnap S1100のスペック比較を以下にまとめたので参考にしてほしい。
主なスペック | |||
---|---|---|---|
製品名 | ScanSnap S1500 | ScanSnap S1300 | ScanSnap S1100 |
給紙方法 | ADF | 手差し | |
両面 | ○ | ── | |
原稿搭載枚数 | 最大50枚 | 最大10枚 | ── |
サイズ (W×D×H) |
292×159×158mm | 284×99×77mm | 273×47.5×34mm |
重量 | 3kg | 1.4kg | 350g |
解像度別の読み取り速度 | |||
---|---|---|---|
製品名 | ScanSnap S1500 | ScanSnap S1300 | ScanSnap S1100 |
自動解像度 | 毎分20枚 (両面・片面) |
毎分4枚 (両面・片面) |
7.5秒(片面) |
ノーマル | 毎分20枚 (両面・片面) |
毎分8枚 (両面・片面) |
7.5秒(片面) |
ファイン | 毎分20枚 (両面・片面) |
毎分6枚 (両面・片面) |
7.5秒(片面) |
スーパー ファイン |
毎分20枚 (両面・片面) |
毎分4枚 (両面・片面) |
7.5秒(片面) |
エクセレント | 毎分5枚 (両面・片面) |
毎分0.5枚 (両面・片面) |
35秒(片面) |
いずれの製品も想定するシチュエーションはやや異なるものの、ドキュメントスキャナーとしての実力は折り紙付きである。使うシーンに合わせて製品を選択したい。
次ページからはScanSnapのフラッグシップモデル「ScanSnap S1500」について詳しく解説していこう。

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