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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第21回

Androidスマホで音楽を聞いてみる、買ってみる

2011年11月14日 14時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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パソコンの楽曲移行はフォルダーにドラッグ&ドロップ

 特に著作権保護などがかかっていない音楽データであれば、スマートフォンのmicroSD内にファイルをドラッグ&ドロップで移すだけでいい。パソコンとスマートフォンはスマートフォンに同梱しているUSBケーブルを使って接続し、スマートフォンの通知バーに表示される「USB接続」を「USBストレージをオン」にする。ただこの表示が機種によって違うため戸惑いやすい。もちろんmicroSDカードを端末から抜いて、カードリーダー経由などでアクセスしてもいい。

AndroidスマートフォンをUSBでパソコンとつないで、パソコンから端末内のメモリーカードにアクセスするためにの操作は端末ごとに微妙に異なる。GALAXY Sの場合は、[設定]→[無線とネットワーク]→[USBユーティリティー]にアクセスして、「PCに外部ストレージとして接続」をあらかじめタップしてから、端末をパソコンと繋ぐ

 iTunes(iPhone)で購入した曲でも、著作権保護の制限がない曲も意外とあるので、そういう曲はAndroid端末でも聞くことができる。ただこの方法、購入前には楽曲に著作権保護が付いているのかどうかわからないのが不便なところだ。

iTunesで購入できる楽曲はDRM付きと付かないものの2種類がある

 iTunesのようにAndroid端末でも、音楽以外の写真や動画といったマルチメディア系のファイルもまとめて管理したいのならソニーの「Media Go」が便利だ。ソニー・エリクソン製以外のスマートフォンでも実は利用できる。楽曲を移行したいときはMedia Goのライブラリにある曲を認識した機器の「ミュージック」にドラッグ&ドロップで移すだけだ。

本来ソニー/ソニー・エリクソン製品向けのアプリである「MediaGo」だが、実はそれ以外の端末でも利用できる

スマートフォンで楽曲を買いたい人は?

 音楽プレーヤーのアプリ自体はAndroidマーケット内にも多数あるが、楽曲を購入できるアプリとなると限られてくる。有名どころのアプリは「レコチョク」「music.jp」「mora touch」あたりだろう。ただし前述したようにケータイからの楽曲移行には対応していない。

レコチョクやmusic.jpはケータイの料金と一緒に楽曲を購入できる点がメリットである

 スマートフォン単体で買って聴くだけなら問題は無いのだが、iPhone+iTunesのように、パソコンにバックアップができるという仕組みが整っていないのが弱点だ。キャリアを変更したときの曲の移行も困難だ。さらにもうひとつ、iTunesとこれらのアプリで同じ曲が配信されているときに価格差があるのも残念な点だ。iTunesで200円、Androidのほうでは420円といった具合である。

 以前からしばしば指摘されていた点ではあるが、やっぱり懐には痛い。もっともiTunesで配信されていない曲が入手できるという面もある。そしてもうひとつメリットがある。これらAndroid向けの音楽配信アプリでは、クレジットカードでの購入以外に「ケータイ料金と一緒に支払う」ことができるのだ。クレジットカードの利用に抵抗がある人はAndroidがいいかもしれない。

スマートフォンで音楽再生すると
バッテリーはどれくらい消費する?

 音楽再生は当然電池を消耗するが、どの程度なのかは気になるところだ。各機種を使って音楽を流しっぱなし(リピート再生)、ディスプレーは消灯、音量は半分以下という条件で1時間聴いてみた。およそ5%前後の減少のようだ。ただXperia acroだけは消耗が0%だったので、そのまま再生しっぱなしにすると、2時間後の時点で5%減となっていた。

  1時間後
MEDIAS WP 5%減
Xperia acro(au) 0%減(2時間後は5%減)
iPhone 4S(au) 3%減
Sweety 003P 7%減

 参考にiPhone 4Sも使ったが、これは電池消費を改善したとされるバージョン5.0.1にアップデート済みのものを使っている。

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