11月1日、富士通はストレージシステム「ETERNUS(エターナス)」にて、エンタープライズクラスのディスクアレイ「ETERNUS DX8000 series」のラインナップを一新し、本日より世界各国で販売開始すると発表した。
新製品の「ETERNUS DX8100 S2」と「ETERNUS DX8700 S2」は、大規模なストレージ統合やビッグデータ活用を可能にする大容量ディスクアレイ。メインフレームとオープンシステムの両方に対応しており、世界最大クラスの記憶容量である4.6PB(ペタバイト)の拡張性を持つ。
また、高性能CPUの採用などにより、従来比最大3倍の大幅なスループット性能の向上を実現。サーバーとの接続インターフェイス数を最大128本備え、10GbpsのFCoEとiSCSIのサポートが加わった。
2.5インチSAS HDDや高効率な電源供給モジュールの採用などにより、従来比53%減の大幅な省電力化を実現する。さらに、「MAID(Massive Array of Idle Disks)」技術を応用したエコモードを搭載し、未使用ディスクの回転を停止することで、さらなる省電力運用を可能とする。ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF」を併せて利用することで、エコモードの管理や消費電力・温度の監視も可能となる。
価格は、ETERNUS DX8100 S2が2119万2000円から、ETERNUS DX8700 S2が3287万円から。どちらも出荷開始は2012年1月31日だ。