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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 最終回

アンサイクロペディア“中の人”が語る、ユーモアの難しさ

2011年11月02日 12時00分更新

文● 古田雄介(@yskfuruta

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サイトの知名度アップで規模と質の向上を狙いたい

―― アンサイクロペディア日本語版の管理者として、今後の目標を教えてください。

Muttley もっと多くの人にアンサイクロペディアを知ってほしいというのがありますね。そうなると記事を書いてくれる人も増えて、サイトが活性化しますから。やっぱり、管理者としてはサイトが盛り上がるのが第一なんですよね。すると管理の手間は増えるかもしれませんが、優秀な管理者の素養を持っている人も参加してくれるでしょうし。


―― 実働ベースで活躍する管理者さんが何人くらいほしいんですか? 現在からアクセスが2倍になったとして、20人くらい?

Muttley それより少なくてもいいですけど、たくさんいても困らないので、そうなったらいいですね。感覚的に現在のアンサイクロペディア日本語版は、毎日記事を書いてくれるような常連さんが15人前後いて、たまに書いてくれる人がその4~5倍くらいでしょうか。その規模を数名の管理者が中心になって管理しているという感じなんですよ。先ほども触れましたが、現状では管理者でも権限を使わない人がけっこういて、常連さんにお願いしても「管理者はやれない」と断る人が多いんですよね。そこが目下の悩み所です。


―― サイトの知名度が増えて、コミュニティとして拡大すれば、管理者になり得る常連さんの絶対数が増えてその悩みも解消しそうですね。あとコンテンツ面はどうでしょう。増えてほしいジャンルなどの希望はありますか?

Muttley もっと社会風刺系の記事が増えたらいいですね。その時代その時代の世相を反映した記事が蓄積していったら、今とはまた違った面白みも出てくると思うんですよね。今のままだと、そういうネタはウィットよりも批判色が強くなりすぎるきらいがあるので、その辺のセンスが育ってくれたらうれしいです。まあ、だから規模の拡大と質の向上という感じですね。


―― 分かりました。では、最後になりますが、アンサイクロペディア日本語版の管理者を続けていて、もっとも嬉しかったことを教えてください。

Muttley 2007年頃、性急に記事を削除したり色々な論議で押しが強すぎたりしたため、2回ほど不信任動議を起こされたんですよ。結果は両方とも否決だったんですが、論議の過程でアイツはどうだこうだと色々な人から言われて、私も反省しました。でも、そういうことがありながら、同じ頃に企画された「第一回 利用者人気投票」でぶっちぎりのトップになったんですよ(笑)。

 ネタで投票した人もいたでしょうけど、それでも、ちゃんと見てほめてくれているんだと思いました。……あれはうれしかったですね。

アンサイクロペディア日本語版の執筆者としても積極的に記事を増やしている。執筆時と管理時の意識は完全に分けているそうで、「直感を大事にしています。色々練り込んだときより、日常生活の様々な場面で『あ、これネタになるな』と閃いた勢いで書いたときのほうが、経験上面白くなるんですよね」と話していた



古田雄介

筆者紹介──古田雄介


 元建設現場監督&元葬儀業者&現古銭マニア&毎週仕事で秋葉原と都内量販店に足繁く通う毎日を送る現デジタルライター。ツイッターIDは@yskfuruta。4年間、ありがとうございました。




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