スーパー番場タイムで突っ走れ!
セパンで優勝したときは、谷口選手の貯金をフルに使ってレースを盛り上げた(?)番場選手。今回は貯金を使うどころか、さらに貯金を増やしながらのドライブで、安心の1位を爆走した。
レースも終盤、40周を超えたあたりでモニターに映し出されたのは最大のライバル#11 JIMゲイナー 458。なんとスローダウンしている。よく見るとタイヤがバーストしている。どうも接触したときに、タイヤをやられてしまったようだ。ゆっくりとピットに入り、そのままストップしてしまった。
この時点で同じライバルの#33 ハンコックポルシェは10位以下のポイント圏外に沈んでおり、あとはこのままゴールすればライバルたちに大きく差を広げることができる。番場選手にすべてが託された。
エヴァ紫電が若干ペースを落としているところに、鬼のような追い上げをしてきたのが、#14 SGチャンギ IS350。このチームはメンテナンスがミクZ4と同じRSファインであり、いわば同門チームである。残り数周というタイミングで、ついにSGチャンギがエヴァ紫電を抜くものの、ミクZ4に追いつくには至らずに、番場選手&ミクZ4はトップの座を譲ることなく(正確には一瞬だけ#26に抜かれたが)、チェッカーを受けたのだった。
痛車の順位を見てみると、1位 ミクZ4、3位 エヴァ紫電(初号機)、7位 イカ娘フェラーリ、16位 エヴァポルシェ(弐号機)、17位 マッハ先輩、ハルヒポルシェはリタイヤ、という結果になった。
ついに、国内で初優勝である。それも文句の付けようがないくらいの完勝だ。セパンでのチーム初優勝も嬉しかったが、モニター越しに見るより、目の前で見るトップのチェッカーの気持ちいいこと! 今回の優勝により20ポイントが加算され、65ポイントになり、#11の57ポイントを逆転。シーズンランキングでもトップに躍り出たのである。そう、2011年度チャンピオンが目の前にまで迫ってきたのだ!
ポールトゥーウィン記念に、なかなか見ることができないポール&優勝者インタビューの動画を掲載しよう。質疑応答の部分のみだが、雰囲気だけでも伝われば幸いだ。
さて、次戦の九州・オートポリスはコースが狭いうえに路面も荒れていて、データのない今年のミクZ4は苦戦するかもしれない。だが、ミクZ4で初めてポイントを取ったのもオートポリスだということを、ファンは忘れていないだろう。だからこそ、オートポリスには期待せざるを得ない。
そしてオートポリスが終われば次は最終戦。SUPER GT史上、初となる痛車のチャンピオンが誕生するかもしれない。谷口選手の悲願、GT300クラスチャンピオンは叶うのか!? それはみんなの応援次第! 最終戦もてぎは応援シートで盛り上がろう!
予選ポールインタビュー(質疑応答)
決勝優勝者インタビュー(質疑応答)
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