このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

とある書き手の小物調査ーガジェットチェックー 第4回

デジタルだけどアナログ、電子ペーパーウォッチをチェック!

2011年08月17日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

デジタル好きなら誰もが電子ペーパーという響きに心を踊らせるものだ

電子ペーパーウォッチ「E Ink World Time Watch WC01」

 電子ペーパー。電子書籍界隈においてはKindleやReaderでおなじみのデジタル反射原稿だ。紙と同じように見やすいため、電子書籍用としての注目が集まっている。登場した時代は1970年代と古いのだが、生産技術やコストが問題となって、長らく表には出にくい存在だった。近年では低コスト化が進んで、少しずつではあるが普及し始めている。また現在はモノクロのみだが、カラー版の開発も進んでおり、注目を浴びている技術でもある。

 今回は電子ペーパーを採用した腕時計を紹介しよう。腕時計はアナログ尽くしのものからデジタルオンリー、アナログ機構とデジタル技術の混合というように、ただ時を刻むだけだが、いまなお進化を続けているジャンルでもある。今回のPHOSPHOR「E Ink World Time Watch WC01」は、盤面すべてにE inkを採用した腕時計。デジタルなんだけど、見るときはアナログというカッコかわいいガジェットだ!

ごっついんだけどスタイリッシュ!!

 近未来っぽいフォルムのWC01。ワールドタイムウォッチと冠がついていることからもわかるように、同時にふたつの時間帯を表示できる機能を売りにしてるが、筆者は電子ペーパー採用+表示面が丸みを帯びている点に引かれて買ってしまった。そのナイスっぷりは後述するとして、まずはスペックを見てみよう。

 ケースサイズは幅35mm、厚み9.3mm。ややケースが大きいのだが、上記している通り、わん曲しているのであまり気にならない。重量は約82g。装着すると少し重みを感じてしまうが、カッコイイからOKだ。素材を見てみると、フェイスにはミネラルグラス、ケースはステンレススチール。ベルトはポリウレタン。下記写真を見てもわかる通り、ベルトの交換は、ちょっと形状が特殊なので専門店持ち込みがよさそうだ。
 サイズからもわかるがメンズ用になっており、手首周り20.5cmまで対応。モロに海外仕様で、手首周り17cmの筆者にはちょっとデカイのが正直な感想だが、わん曲フォルムのおかげでそれほど気にならない。

 主だった機能としては、日付レベルのカレンダー表示、5種類の表示切り替え、画面の白黒入れ替え、そして生活防水機能がある。防水は5気圧生活防水と表記されているので、水仕事程度までOK。購入して装備した初日から雨だったので、試しに雨に晒してみたが問題なく動作を継続している。

カーブを描いたケースが特長的。モード変更や時刻調整などは、ケース下部のバースイッチを押して行なう

真横から見ると、ケースの丸みがよくわかる

ベルトは少し特殊な形状をしているため、ベルトのみ交換は難しそうだ

ケース裏面。6カ所にネジがあるのみ。中央は電池ホルダー

 採用されている電子ペーパーは、E Ink社製のもので、帯電した白と黒の粒子に電圧をかけて文字を表示させる“マイクロカプセル型電気泳動方式”を採用している。電子ペーパーの薄くてフレキシブルというメリットを活かして、盤面自体をカーブさせている。というか、丸みを帯びた電子ペーパー製品を見たのは、個人的には初めてのような気がするのだが……。また視野角は、紙同様に180度と高い視認性を有しているが、反射光を利用するものなので暗いところでは視認できない。デジタル表示の腕時計だと、どうしても太陽光下では視認が厳しいのだが、WC01だとそんなことおかまいなく確認できるため、重宝している。

ほぼ真横の状態からでも盤面の時刻が確認できる。電子ペーパーならではだ

 また電池駆動時間は明記されていないが、電子ペーパーは表示切り替え時のみ電力を消費するため、だいぶ長持ちすると思われる。WC01の場合は1分に1回の表示切り替えということで、あまり気にしなくてよさそうだ。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン