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とある書き手の小物調査ーガジェットチェックー 第3回

俺の両手が奏でて唸る! 指先で交響詩篇「ピアノグローブ」!

2011年08月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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黒のグローブと白のグローブが交差するとき、音楽は生まれる!

 音楽と書いて、音を楽しむ。別にしっかりと音階を刻めなくても、リズムが取れなくても、とりあえずドンチャカトンチャカするだけでも楽しいものだ。本格的な楽器ではない、いわゆるトイ系楽器はそんな精神が詰まっているものばかりで、パーティーやオフ会の余興にもってこいだったりする。もちろん、クラスターの方向性にも依存するのだが、まぁハズレのないアイテムといえるだろう。また自宅で気分転換に使うといった目的としても、トイ系楽器は優秀だ。

 またかよ! とか思われそうだが、今回も例によって、いけいけ僕らのサンコーから、トイ系楽器っぽい物体を紹介したいと思う。その名も「ピアノグローブ」。相変わらず、わかりやすいネーミングで説明の大半を省いてもいいじゃない的な製品だ!!

作りはけっこうしっかり

 この手の「ネタ」的アイテムの場合、けっこう作りがずさんであったりするのだが、グローブ自体の仕上がりはなかなか良い。ネックとすれば、サイズの小ささだろうか。筆者が装備してみたところ、かなりパツンパツン。それほど大きいサイズの手ではないので、男性諸君はちょっと注意が必要だ。というか、そもそも成人男性が使うことをまったく想定されていないと思われるので、手がゴツイと自覚する男性諸君はプレゼント用にと割り切ってもいいだろう。

 さて、まずは外観から見ていこう。右手のグローブが白色、つまり鍵盤の白鍵、左手のグローブが黒鍵と割り振られている。なんというか、装備してみると、散りばめられた楽譜なデザインも背を押して、実に“厨二”くさい。

 手の平側を見てみると、指先の末端部と掌底部に音符がある。その部分は演奏に仕様するもので、感圧式センサーがセットされており、指先でどこかしらタップすれば設定された音が鳴るという仕組み。また掌底の部分は、鍵盤のシフトに割り当てられている。詳しくは以下の画像で解説しよう。

手の甲側。楽譜的な装飾が輝く

手の平側。指先と掌底部分に音符があり、その部分に感圧式センサーが配置されている

ちょっとわかりにくいが、フラットケーブルが手の平側に配置されている。だいぶ薄いので装備するときは慎重に

 グローブから伸びたケーブルの先に円形のスピーカーがあり、正面にはSTOP、DEMO、RHYTHM、TEMPO±、VOLUME±、TONEのボタン、サイドには電源オンオフ、背面にはフックと電池ホルダーがある。

手の平サイズの電源ボックス兼コントローラー兼スピーカー。主なボタンは正面に配置されている

  • STOP:DEMO、RHYTHMの停止
  • DEMO:自動的に登録された曲が再生される
  • RHYTHM:登録されたリズムを再生。20種類のリズムが用意されている
  • TEMPO±:RHYTHMのテンポを上げ下げできる
  • VOLUME±:TONEで設定した音色とRHYTHMの音量を調整できる
  • TONE:音色を変更できる。登録されているのは、Piano、Bass、Violin、Trumpet、Xylophone、Music Box、Guitar、Drumの8種類。MIDIっぽい音色で懐かしい

 という具合だが、まず購入してみたら、テキトーにそこら辺のモノを握ってみたり、テキトーに机に指先をタッチしてみるなどして、仕様を把握するといいだろう。筆者もあまり楽器はできないが、とりあえず音が鳴るだけでもだいぶ楽しかった。

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