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COMPUTEX TAIPEI 2011レポ 第2回

COMPUTEX開幕前夜 プレイベントで見つけた変わり種?

2011年05月31日 00時22分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 「デザイン&イノベーションアワード2011」の受賞製品の中から、注目されていた製品をご紹介しよう。

一見すると何の変哲もないアルミ製ノートPCスタンドだが……

 AViiQ社という聞き慣れないメーカーの受賞製品「AViiQ Portable Laptop Stand」は、一見すると薄いアルミ合金でできた普通のノートPCスタンドに見える。これが実は折りたたみ可能というシロモノで、分割線に沿ってパタパタと折りたたむと、1枚の薄いコンパクトなアルミ板状にたためてしまう。

縦の線に沿って折りたたむと、このとおり! デザイン面も悪くない

 ほとんど一発芸のような製品だが、こういう物が出てくるのがCOMPUTEX TAIPEIの面白いところだ。

 近年は製品のデザイン面も非常に力を入れているAcerは、タブレット端末から一体型パソコン、スマートフォンなど、多数の製品がデザイン&イノベーションアワードに選出されていた。日本でも販売が始まった2画面ノート「ICONIA」もそのひとつ。日本では未発表の製品もいくつか受賞していたので、そちらを紹介しよう。

ディスプレー一体型パソコン「Aspire Z5801」。金属の質感を生かしたシャープなデザインが魅力

側面から。ディスプレー部分とスピーカー部分を隔てるバー状の構造物がデザインにアクセントを与えている。ボディーは薄く、大きく傾斜させることも可能

ICONIAブランドのAndroidタブレット「ICONIA TAB A501」。北米では発表済みで、4G(LTE)通信にも対応する点を特徴とする。CPUはTegra 2

 そのほかにも、巨大なヒートシンク風パソコンや、指にはめて使う「リングマウス」の新製品など、日本ではあまりお目にかかれない製品も、受賞製品に選ばれていた。日本で発売されたら需要はあるだろうか?

巨大なヒートシンクを思わせるデザインのパソコン「ABox-2120」。POS端末を手がけるAdvanPOS Technology社の製品。筐体はアルミ製で、壁掛け用途を考慮したデザインという。スペック等の詳細は不明

KYE SYSTEMS社の「Ring Mouse」。既存の同種製品と比べて、指輪と名乗ってもおかしくない程度に小型化されている。Geniusブランドなので、日本でも販売されるかも?

COMPUTEXとCeBITが提携

提携の合意書を取り交わす、TAITRA副秘書長のWalter Yeh氏(左)と、Deutsche Messe AG代表のFrank Porschmann氏

 コンシューマーの方にはあまり関係のない話題であるが、プレカンファレンスでは、ヨーロッパ最大のコンピューター関連機器見本市である「CeBIT」と、COMPUTEX TAIPEIの提携が発表された。

 会場では、CeBITの主催団体であるDeutsche Messe AGプレジデントであるFrank Porschmann氏と、TAITRAを代表して副秘書長のWalter Yeh氏による合意書へのサインが行なわれ、世界を代表する2つのIT関連イベントが、今後は情報共有などで協力していくことが発表された。

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