1台でWindows 7とAndroidが使える、ViewSonic製の10型(1024×600ドット)タブレット端末「Viewpad 10Pro」がSOUTH TOWN437で販売中だ。
Viewpad 10Proは、6月に行なわれたCOMPUTEX TAIPEI 2011でも展示された製品。一見すると、Windows 7を搭載したただのスレートPCのように見えるが、専用アプリケーションを立ち上げるとWidnows 7上の仮想OSとしてAndroid OSが起動するというユニークな仕様が特徴だ。
7月に登場したデュアルブート可能なタブレット端末XenonはOSを切り替えるのに再起動が必要だったが、このViewpad 10Proは、再起動をせずにOSを切り替えることができる。さらに、Windows 7から見ればAndroid OSは1つのアプリケーションとして認識されるために、システムの切り替えがよりシームレスに行なえる。
Androidを試しに立ち上げたところ、初回起動にこそしばらく時間がかかったものの、2回目以降は数秒で立ち上がることが確認できた。Windows 7上で動作しているためか、若干もっさりとした感じはするが、重いアプリケーションなどを立ち上げなければ気にならないレベルだろう。
Android用アプリがどの程度快適に動くかなど、未知数の部分は多いが、Androidアプリの開発用に利用したり、タブレット端末は1台で済ませたいという人にとっては注目かもしれない。
主なスペックは、CPUにIntel Atom Z670(1.50GHz)を搭載。メインメモリーにはDDR2 2GB、内蔵ストレージとして16GBのSSDを搭載しており、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth(2.1+EDR)、3G(W-CDMA)の通信機能に対応する。なお、本製品は海外からの輸入製品のため、日本での利用の可否は不明。
OSはWindows 7 Home Premium 32bit版、Android 2.2が採用され、サイズは幅263×奥行き14.8×高さ170mm、重量は約800g。価格は6万9800円だ。
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