4月19日、富士通はクラウド環境向けセキュリティコンサルティングの提供を開始したと発表した。
これは、クラウドコンピューティングにおけるセキュリティ上の課題を整理し、安心安全な構築、利用を支援するコンサルティングサービスで、「クラウドセキュリティコンサルティング」、「クラウドセキュリティ評価・監査サービス」の2種類となる。
クラウドセキュリティコンサルティングは、クラウドコンピューティングの導入を検討するユーザーを対象に、セキュリティの観点から、ICTインフラのクラウド化に向けた課題を整理。「クラウドセキュリティ導入ガイドライン」を策定する「クラウドセキュリティ導入指針策定」と、策定したガイドラインを元に、業務ごとのセキュリティ要件を策定する「クラウド導入セキュリティ支援」を提供する。
これにより、クラウドコンピューティング導入に向けて整備すべきこと、クラウドサービス事業者に求める要件が明確になり、自社のセキュリティポリシーに沿ったクラウドサービスやプライベートクラウドの導入につながるという。
クラウドセキュリティ評価・監査サービスは、クラウドサービス事業者を対象に、サービス運用状況やクラウド環境で稼働するシステムを、国内外のガイドラインやセキュリティ標準などをもとに最適な評価・監査項目を作成し、評価・監査を実施する。監査は、第三者機関から公的に認定され200社以上の情報セキュリティに関する監査実績を持つ、富士通の監査人により実施され、監査報告書を作成する。
価格はどちらも個別見積りで、参考価格はクラウドセキュリティコンサルティングが300万円から、クラウドセキュリティ評価・監査サービスは200万円からとなる。
