1月20日、富士通は、プライベートクラウド対応ソフトウェア製品の機能を強化すると発表。同日より販売開始する。
対応するのは2010年4月から販売を開始している以下のソフトウェア5製品で、ITILやSOAを軸に「業務サービスの見える化」「自動配備・自動運用」「ダイナミックリソース管理」などを実現。プライベートクラウド環境の運用管理を効率的に行なう。
- 「Systemwalker Service Catalog Manager V14g」
- 「Systemwalker Runbook Automation V14g」
- 「Systemwalker Software Configuration Manager V14g」
- 「ServerView Resource Orchestrator」
- 「クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア」
今回強化した製品群を使用することで、複数台の仮想サーバー(Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバー)によるシステム構成一式を、プライベートクラウドとして容易に構築できる。
具体的には、各部門が管理する既存のシステム構成情報を自動的に調査・集約する機能によって現状構成を見える化し、その情報を元にネットワークやソフトウェアの設定まで含めた多階層のシステム構成を標準化する。
さらに、この標準化したシステム構成をテンプレートとして登録・再利用できるよう配慮。同社のIaaS「オンデマンド仮想システムサービス」と同様の画面デザインを採用した操作画面で、利用者自身が容易にシステム構成一式の配備が行なえる。この際、運用を変えることなく、システム要件(コスト、性能、機能など)に最適な仮想化ソフトウェアが選択できるとしている。
価格は下表の通り。
