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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第89回

2013年のIvy Bridge-EXへと続くIntelのサーバーCPU

2011年02月21日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/

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 デスクトップCPUの最新ロードマップを検証した前回に引き続き、今回はインテルCPUのサーバー向け製品ロードマップについてアップデートをお届けしよう。こちらも以前に解説したのは2009年6月だから、1年半以上前の話だ。今ではずいぶん状況が変わっている。

2009年~2013年のインテル サーバーCPUロードマップ

DP版を一挙に展開したNehalem世代のXeon

 まずは発売済の製品についてアップデートしておこう。Nehalem世代のコアがサーバー向けとして最初に投入されたのは、2009年3月に投入されたシングルプロセッサー(UP)向けの「Xeon 3500」シリーズだ。これはデスクトップ向けの「Core i7-9xx」(Bloomfield)シリーズと、中身は同じものである。

 もっとも、全製品が同時に投入されたわけではなく、「Xeon W3580/W3550」は2009年8月に、「Xeon W3565」は2009年11月に投入された。ただしデスクトップ向けと異なり、Xeon向けは全製品が「D0 Stepping」での出荷となっている。

Xeon 5500シリーズ

 Xeon 3500と同時に、QPIを2チャンネル分有効として2プロセッサー(DP)構成を可能とした「Nehalem-EP」ベースの「Xeon 5500」シリーズが、2009年3月から投入された。こちらは低電圧の「L5500」シリーズや、動作周波数は定格ながら低消費電力版の「E5500」シリーズ、処理性能重視の「W5500」シリーズなど、動作周波数やコア構成、TDPのバリエーションが幅広く用意されることになった。

 これは2製品を除いて2009年3月に投入されたのだが、厳密に言えば3月16日と3月30日の2回に分けてリリースされたので、ややバラけている。これらの後を追って、「Xeon L5530」と「Xeon W5590」が2009年8月に発表されている。

 これに続いて登場したのは、UPサーバー向けの「Xeon 3400」シリーズで、これはデスクトップ向けの「Lynnfield」(Core i7/クアッドコア i5)をそのままXeon UPに持ち込んだものだ。スペックはほぼデスクトップ向けと同じだが、省スペースサーバー用途を想定しているのか、45W TDPの製品(1.86GHz)も用意されているのがちょっと面白い。

 翌2010年3月には、さらにローエンドを狙ってClarkdaleコアをベースにした「Xeon L3406」が投入された。2010年10月には、「Xeon L3403」が追加されている。もっともこのL3403、インテルの製品検索サイト「ark.intel.com」で検索しても出てこない謎の製品だ。しかし、実際にこれを使ったOEM製品が出荷されている(関連リンク)ことから考えると、特定OEM向け製品なのかもしれない。

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