タッチパネルだけで十分操作できる
ドコモのハイエンド機の中でも、富士通製端末が光っていたのがタッチ操作。特にその反応はケータイの中で最も優秀のように感じられた。スマートフォンと違って、ケータイのタッチ操作はぎこちないというイメージを持つ人も多かったはずだ。また逆にちょっと間違って触れただけで起動したり、なんてことも正直少なくなかった。しかし、F-01Cではそれは当てはまらない。たとえばメニューアイコンが並んでいる画面で、画面にタッチした指をぐるぐると回すと、カーソルが指と同じように滑らかに動いてくれる。
そしてそのアイコンをタッチして選択していけば、次々と画面が切り替わる。画面のスクロールも上下にザザーッと動かせる。この動きを見ていると、タッチパネルだけでも十分使えるケータイと言えそうだ。
ただ画面サイズは3.4型のフルワイドVGAということで文字入力をしていると、(軽快な操作ではあるものの)「画面がもう少し大きいといいなあ」と感じてしまう。もちろんテンキーがあるのでタッチ操作で文字入力しない人の方が多いかもしれないが、文字入力もタッチでしたくなるほど“激速”を体感できるとも言えるワケだ。F-06Bと同様に手書きでも文字入力も可能だが、今回は写真の加工(手書きスナップ)の“手描き”も活躍しそうだ。
各種センサーによる
多様な機能もお忘れなく
歩数計に温度/湿度のチェック、電子コンパス、さらに背面には指紋センサーを搭載とセンサー関連の機能がたっぷり搭載されている。当然外出先やスポーツに便利な機能・アプリが利用できる。待受画面にも温度/湿度が表示できるうえ、日本気象協会監修のアプリや、高橋尚子さんのウォーキング&ランニングアプリを用意。「ロケーションレーダー」というアプリではAR技術による飲食店検索が可能だ。
Wi-FiのアクセスポイントモードもF-06BやSH-01Cと同じく搭載。最大接続台数は4台。利用条件はSH-01Cと同じだ。さらに注目したいのが、キヤノン/エプソンの無線LAN対応プリンタとの組み合わせによる印刷機能で「電話帳からの宛名印刷」に対応、という年末年始に便利な機能もある。
携帯電話の最強モデルの1つ
スマートフォンに移行する前に一度試してほしい
SH-01C同様、F-01Cにも今回の原稿では書ききれないほど、まだまだ機能が用意されている。スマートフォンへの移行に踏み切れない人は、「これでもか!」とまでに機能を満載した本機をぜひ1度使ってみてほしい。ケータイでしか使えない機能・サービスはまだまだ多いと実感できる。
またタッチパネルの操作に移るのが不安という人も、F-01Cを使ってみると、その軽快さから頻繁にタッチ操作をするようになり、抵抗がなくなると思う。まずは現時点での究極型とも言える“全部入りケータイ”を使いこなしてからスマートフォンへ移っても遅くはないはずだ。
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