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最新パーツ性能チェック 第102回

「Phenom II X6 1100T BE」と「X2 565 BE」はどれだけ速い?

2010年12月07日 14時01分更新

文● 池座 優里

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Sandra 2011

 まずはCPUの演算能力を確認するために、SiSoftwareの「Sandra 2011」から「プロセッサの性能」と「マルチメディア処理」を実行。本テストでは純粋にCPUコア数、クロック数に従った結果が出ており、新CPUはクロックアップ分に近い性能向上が見てとれる。

Sandra 2010 プロセッサの演算パフォーマンス

Sandra 2010 プロセッサの演算パフォーマンス better→

Sandra 2010 マルチメディア処理

Sandra 2010 マルチメディア処理(単位:Mピクセル/s) better→

PC Mark Vantage

 Windowsの総合アプリケーションベンチ「PC Mark Vantage」を見てみると、トータルスコアである「PC Mark」では、ほぼクロック向上に比例した結果となった。また個別のテスト結果を確認すると、TV and MovieやGamingのようなマルチスレッドが有効なテストでは6コアのPhenom IIが高い性能を発揮する一方、MusicやCommunicationsといったテストではコア数による大きな差がなく、2コア製品でも十分高速であることがわかる。

PCMark Vantage(単位:score)

PCMark Vantage(単位:score) better→

CINEBENCH R11.5

 次に実ソフトに従ったベンチマークとして、3DCGレンダリングのパフォーマンスを計測する「CINEBENCH R11.5」の結果を見てみよう。「CINEBENCH R11.5」はマルチコアに最適化されているため「Sandra 2011」と同じく、CPUのコア数、クロック数に従った結果となった。このようにCPU性能が効くアプリケーションの場合「1100T BE」は非常に有効な選択肢となるのが分かる。

CineBench11.5(単位:score)

CineBench11.5(単位:score) better→

(次ページへ続く)

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