センサーが大きい分
高感度撮影も優位
撮影感度設定はISO 200~3200まで。さらに「AUTO」と、オート時の上限感度を任意の高さに設定できる「AUTO-HI」の設定を持つ。
感度別撮影サンプル(昼間)
感度別撮影サンプル(夜景)
(参考)S10 24-72mmの撮影サンプル
A12 28mmは、ズームレンズ搭載のGXR用カメラユニットの「S10 24-72mm」と焦点距離がかぶる部分があるので少し比較してみたが、やはり撮像センサー自体の大きさの違いが大きく、高感度時のノイズ感などはA12 28mmのほうが断然優位。高画質の単焦点(A12 28mm)か使い勝手のいいズーム(S10 24-72mm)か、これから購入を考えている人には悩ましいだろう。
起動時間はやや遅め!?
AFの合焦速度は速め
A12 28mmを実際に使用してみると、電源投入時の起動時間がコンパクトデジカメやデジタル一眼レフより若干時間がかかるのが気になった(2秒弱程度)。しかし、これはGXRのカメラユニット全部において言えること。カメラユニットとボディとの通信が確立される時間なのだろう。
繰り出し式マクロレンズ搭載のA12 50mmよりもAFスピードは速く、スッとピントが合ってくれる印象。低輝度時に多少時間がかかることもあったが、街中の街灯などそれなりに明るい場所ならば、合焦までにそれほど戸惑った動き方はしなかった。
オプションのレンズフード「LH-1」(実売価格2500円前後)は、レンズ先端にねじ込んで装着するようになっている。フードをつけたままでもレンズキャップを装着できるので、しまうたびにフードを外す必要がなくて便利である。