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SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミク×GSRポルシェ密着レポート 第39回

ミクポルシェ、最終戦もてぎは念願のシングルフィニッシュ!

2010年10月30日 00時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 ●撮影/鉄谷康博、加藤智充、編集部

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長かった? あっという間?
SUPER GT 2010シーズン終了!

 ミクポルシェの予選2位という興奮から一夜明けた決勝日(関連記事)。シーズン最後のレースということもあり、多くのGTファンがツインリンクもてぎに駆けつけた。ミクポルシェの個人スポンサーも予選の結果に胸を熱くしながら決勝レースを待つ。もしかしたら表彰台もあり得る。そんな期待を抱かせるグリッドからスタートなのだ。

 朝のフリー走行は番場選手からスタート。トラブルなどはまったくなく、その後佐々木選手に交代したり、セッティングの様子を見たりして、決勝レースに備えていく。

 フリー走行が終わったあとはサーキットサファリ、サポートレースやピットウォークなど、イベント盛りだくさんで進行していく。昼過ぎには応援シートでグッズを配布し、皆、若干の緊張を含みつつスタート進行を見守った。

 国歌・君が代の演奏が終わり、いつも爆音響くサーキットにはかすかな静寂が訪れた。そしていよいよ、運命のローリングスタートが幕を開けた。

 ミクポルシェは残念ながら今シーズンは優勝争いには絡んでいない。優勝してもしなくてもチャンピオンには届かないのだ。しかし、ミクポルシェ以外の数台は違う。ポイントラインキング1位の#43 ARTA ガライヤは2位に入ればチャンピオンだ。そのポイントリーダーを追う、#7 M7雨宮 RX-7、#74 apr カローラアクシオも1位フィニッシュ、もしくは他のチャンピオン争いしているチームが脱落すれば1位以外でもチャンピオンになれる資格をもっている。さらにポールポジションの#3 トミカZは、ポイントこそガライヤと10以上離されているが、ここで優勝してガライヤが4位以下の場合、大逆転でチャンピオンとなれるのである。

 そんな中、2位の位置にいるミクポルシェはチャンピオン争いのダークホースでもある。ミクポルシェの動き次第で、泣いたり笑ったりするチームが多数あるのだ。まさか他のチームもミクポルシェがここまで競争力を付けてくるなんて思っていなかっただろう。

 そして運命の一戦に出発するGT500マシン。続いてGT300クラスも加速していく。2番手スタートに、応援シートや様々な観戦スポットで見ていたファンたちも震えていたに違いない。

 最終コーナー手前のトンネルを抜け、GT300ポールの#3 トミカZが姿を見せる。その次にミクポルシェ……、ん? いない。なぜか6位くらいまで順位が落ちている。しかも、フォーメーションラップなのに、番場選手は前のクルマを抜いている……。観戦していたファンのほとんどが、頭の上に「???」マークが出ていたことだろう。このときに何があったのか、詳細は番場選手のインタビューを読んでもらうとして、そんな状況の中レースはスタートした。

(次ページへ続く)

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