SUPER GT特別戦はまず予選から!
10月のもてぎ戦で今シーズンが終わったSUPER GT(関連記事)。今年はエキシビジョンとして、更にもう1戦あるというのは先日お伝えしたとおりだ(関連記事)。
今回、GSRとしての参戦はないが、COX SPEEDの「911 GT3Rポルシェ ジャパン(#9)」として、COXと佐々木雅弘選手(ササキング)が出場した特別戦の模様をレポートしよう。
11月12~14日に開催された「SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010」。予選は12日の金曜日から行なわれ、さながら2年前までのSUPER GTのようだ。というのも、このイベントはフォーミュラニッポン、GT500、GT300のマシンがそれぞれレースを行なうので、3日間使ってがっつりとレースを見てもらおうというもの。
今回、佐々木選手のパートナーを務めたのは、ポルシェカレラカップジャパンにポルシェの若手育成ドライバーとして出場し、見事シリーズ2位を獲得した安岡秀徒選手。SUPER GT初参戦、911 GT3Rのドライブもまったくの初めてというルーキーだ。そういえば、佐々木選手もシーズンの始めは同じような状況で、この1年ですっかり頼もしくなった。ちょっとだけ先輩ということで、安岡選手を引っ張っていってほしいものである。
12日の予選はまずは安岡選手から。いろいろと初めてなので、まずはクルマに慣れることから……と思っていたら、まさかのベストタイム「1'43.571」を叩き出し、なんと4位に急浮上! しかもこのままの順位で予選を終えたのだった。なんというポテンシャル! さすがカレラカップ2位の実力者だ。もちろん、クルマの性能も良いのだが、それを瞬時に引き出せる安岡選手の適応能力の高さときたら。来シーズンが楽しみだ。
予選2回目のドライバーは佐々木選手。先輩の威厳を見せるために1セット目のタイヤでベストタイム「1'43.861」を刻む。さすがはこの半年、911 GT3Rをドライブしてきた男。さらに良いタイムが出るのでは? と期待されたが、アタック中に運悪く渋滞に捕まりタイムは更新できず、9位で予選を終えた。
ともあれ、2人ともシングル順位で決勝にコマを進めたのは見事と言うしかないだろう。ちなみに、安岡選手のタイムは、ポルシェ勢の中ではトップだった。
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