もてぎで何が起こったのか!?
ついに真相が明かされた!
早いものでSUPER GT 2010シーズンの最終戦が終わってから2週間が経とうとしている。ミクポルシェは予選2位、決勝9位という過去最高の成績で最終戦を締めくくった。しかし、シーズンが終わったからチームも終わりというワケではなく、恒例の生放送が4日、松戸のグッドスマイルカフェにて行なわれた。最終戦直後の生放送ということで個人スポンサーの方々も多く駆けつけていた。
まずは、鈴木SDと安藝社長、そしてあつこちゃんの3人によるオープニングトーク。今回は特別に客席もフレームインして、会場の盛り上がりを伝えた。その後、大橋監督、番場選手、佐々木選手が登場し、レースの話へ。
佐々木選手がかなりタイヤがきつかったことを告白し、かといって抜かせるわけにはいかない中、タイヤマネージメントしつつ速く走るという相反する条件を、できるだけ両立するように自身のドライビングスキルを限界まで発揮して走っていたとコメントした。
そして鈴木SDのインタビューは番場選手へ。誰もが知りたかった、フォーメーションラップでの事件について言及した。ヘアピンの立ち上がりでスピンしてしまったことは周知の通りだが、このとき、ピットとの無線で「戻れる?」と聞いたという。それに対しピットからは「戻れる」という返答。実はこれの意味合いがお互い違っていたために起きてしまった違反だったのである。番場選手は「(フォーメーションに)戻れる?」と聞いたのだが、ピットではモニターにクルマが映っていないのと、スピンしたとの報告もなかったため、一瞬混乱。恐らく何らかのトラブルが発生してピットインするのかと思い、「(ピットには)戻れる」と返答したという。基本的にレース中の無線はあまり言葉を多く使わないでコミュニケーションを取るが、それが仇になったようだ。
こういうことが起きるのもレースの世界。なかなかトップチームまでの道のりは険しいのである。それが国内最高峰のレースならなおさらだ。起きてしまったことは仕方がない。次はもう起きないと信じよう。
その後、参加者全員が今年1年を振り返り、安藝社長は「来年の参戦も前向きに検討している。早ければ年内に発表できるかも」と嬉しいコメントを残してくれた。普通、チーム体制というのは開幕戦の1ヵ月前くらいまで引っ張ることもある。それを考えれば年内発表というのは異例の早さだ。期待して待つことにしよう!
ついに、最終戦後の生放送も終わり、今年1年間のレースがすべて終了した感じで寂しくはあるが、11月12~14日にかけてJAFグランプリ「FUJI SPRINT CUP」が開催される。GSRとしての参戦はないが、COX SPEEDというエントラント名で、Aドライバーには佐々木選手、Bドライバーにカレラカップシリーズ2位の安岡選手が起用され、出場することが決まっている。恐らくカラーリングは別のモノになるかとは思うが、岩手のスター・ササキングの応援に行こう!
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