10月21日、ディー・エヌ・エー(DeNA)は同社が運営する「モバゲータウン」、「Yahoo! モバゲー」のディベロッパー向けにクラウドサービスを提供すると発表した。IDCフロンティアとGMOインターネットのサービスを利用するもので、利用開始時には一部の利用料が無料になるなど、デベロッパーは負担が大きいとされるインフラ費用の軽減と安定したゲームの配信環境を得ることが期待できるという。
提供するクラウドサービスは、IDCフロンティアの「モバゲークラウド IDCフロンティアプラン」と、GMOインターネットの「モバゲークラウド GMOプラン」。
モバゲークラウド IDCフロンティアプランは、物理サーバーとの組み合わせも可能なハイブリッドクラウドサービス。月額料金は、保証帯域幅に応じて生じる基本料金(ネットワーク料金)とサーバー料金との組み合わせ。
基本料金は、50Mbps帯域保証の「Small」プランを選べば無料、100Mbps帯域保証の「Bronze」で3万1500円などとなる。サーバー料金は、40GB HDDと4GBメモリの仮想環境で月額9030円から。ネットワーク冗長構成、ファイアウォールやプライベートVLANが標準提供される。
モバゲークラウド GMOプランは、1GB単位で課金されるデータ転送料とサーバー料金との組み合わせ。データ転送料は通常13.65円/GBだが、モバゲークラウドスペシャルプライスとして40%引きの8.19円/GBで提供される。
サーバー料金は、70GB HDDで4GBモリの仮想環境で、日額399円から(月額換算1万1970円)。仮想マシン停止時の維持費は、日額84円となる。