耳をつんざくエキゾーストにただただ感動!
座席について、豚串を買い(牛串が売り切れてた……)、レーススタートを待つばかり。選手達のパレードランを挟み、いよいよスタート前進行が始まった。まだウェービング走行なのでエンジンの回転数も控えめだが、これまで聞いたことがないような甲高いエキゾースト! テレビで見るのと全然違う迫力に、我々はポカーン。サーキットは慣れているので耳栓なんか必要ない! と強がったものの、このエキゾーストを聞いて「やっぱ買っておけばよかったかも」と弱気になってしまった。
いよいよレーススタートである。ローリングスタートのSUPER GTと違って、グリッドスタートなのがF1の特徴だ。残念ながらグリッドは見えなかったが、ホームストレート方面から大きなエンジン音が聞こえて、スタートしたことがわかった。なお、レース中の写真が一切ないのは大人の事情ゆえ、察していただきたい。
レース自体はいきなり最初の1コーナーから大クラッシュがあり、ペースカーが入って波乱の様相を見せた。その後もマシントラブルなどで続々と消えていき、24台いたF1マシンがチェッカーを受けるまでに16台にまで減っていた。こんな荒れたレース展開の中、日本人ドライバーの小林選手、山本選手が快走を見せ、両者とも見事完走を果たした。
こうして初めてのF1観戦が終わった。何から何まで迫力があり「ハコ車もいいけどフォーミュラも楽しいな」と思い知らされた1日であった。今後はF1のレースも追いかけると共に、このテンションのまま「F1 2010」で遊ぶ! もちろん、F1ドライバーを目指すことも忘れてはいない。カートにドライビングレッスンにと電アスレース部で参加して、少しでもモータースポーツを盛り上げられれば幸いだ。