泥棒も見てます、ツイッター(7日)
7日、ツイッターへの投稿が原因で部屋に侵入された女性がいるというウワサが話題を呼び、注意喚起の声が広がった。
ツイッターに投稿した写真や動画、たとえばiPhoneで撮った写真に位置情報が含まれていたことから自宅が特定されたり、長期外出中であることが分かる発言内容から空き巣に狙われたりする事件が増えるのではないかと話題が広まった。
「デジタルとアナログのハイブリッド犯罪とか、怖すぎ」「これ逃げ道がないな」と怖がるユーザーも多い中、「居場所から生活リズム現在の行動に至るまで垂れ流してたら侵入は容易」と個人情報を発信しすぎている人へ注意する声があがった。
また、ケータイ写真の位置情報はツイッターと無関係なため、「位置情報を記録するケータイは多いので、EXIFの扱いをどうしているかはそれぞれ調べておく方がいいかとは思う」「『なくてもいい情報なら最初から消しとこう』という安全策の提案」と使用サービスの確認をうながす声もあがった。
昨年6月、アメリカでは実際に「休暇中で旅行に来た」とツイッターに書いたことで空き巣に入られ、MacProなどが盗まれたという事件が起きている(米Azcentral誌)。どんなにフォロワーが少なくても、ツイッターは誰もが閲覧可能であることを忘れずに。
日本ちょっとだけ沈没(8日)
8日、台風9号がもたらした大雨による被害状況が、都内各地からツイッターに投稿された。まるで首都が沈没したようだと、ユーザーたちは悲鳴をあげた。
渋谷、表参道、品川、四ツ谷、浅草……と都内各地から次々と投稿されていく冠水写真(まとめ記事)を見た人からは、「見覚えのあるトコが水没しとる」「川かと思った」「東京雨に弱すぎ」と驚きの声。16時前後に話題になったこともあり、「俺帰れるんだろうか」と心配する声もあがった。
ツイッターで各地の状況がリアルタイムで広まったことの利便性は高く評価され、テレビと比べても便利だいう声も上がった。「何で台風9号のハッシュタグがないのか」「ハッシュタグは便利だけど、広がりに瞬発力がないのが残念」と、災害情報ホットラインとしての役割を求める声も上がっていた。
台風9号は、観測史上初の日本海側から上陸した台風。進行スピードが遅かったことから長時間雨が降りつづき、都内各地で冠水することとなった。数日前までは観測史上最高気温を更新する酷暑が続いたこともあって、「『観測史上初』は流行語大賞ノミネートだな」と異常気象を皮肉る声も上がっていた。

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