9月8日(米国時間)、米シスコシステムズと米シトリックス・システムズは仮想デスクトップ(VDI)の共同ソリューション「Cisco Desktop Virtualization Solution」を提供すると発表した。
Cisco Desktop Virtualization Solutionは、シスコのUnified Computing System(UCS)をサーバーに、Windowsのデスクトップを配信するシトリックスのVDIソリューションXenDesktopを導入した製品。VDIやホスト型共有デスクトップ用のプロファイルがあらかじめ構成されており、ストレージベンダーのネットアップの3社で実施したテストに基づくリファレンスデザインアーキテクチャも用意する。
また、サポートの窓口は一元化されており、シスコとシトリックスのサービスチームの合同によるクロストレーニングも提供される。スターターキットは300台の仮想デスクトップから導入可能で、拡張キットにより数千台の規模まで拡張可能となっている。
シスコはデータセンターの仮想化/プライベートクラウドの分野で、2009年11月に「Virtual Computing Environment(仮想コンピューティング環境)」を発表しており、こちらではVMwareとEMCと提携を行なっている。
Cisco Desktop Virtualization Solution | Virtual Computing Environment | |
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サーバー/スイッチ | シスコ(UCS) | |
仮想化ソフトウェア | シトリックス(XenDesktop) | VMware(vSphere) |
ストレージ | ネットアップ | EMC(Symmetrix、CLARiX) |