3Gと一言でくくれど、ケータイでも通信速度は徐々に高速化されている。たとえばFOMAであれば、登場当初の下り最大384kbpsから最大3.6Mbps、さらには最大7.2Mbpsとなった。だが本当に「実感できるほど速くなった」のだろうか?
なんとなく速くなっているような気がしても、実際に計測してみたらほんの少しページの表示時間が短縮されているだけ、なんてことがあるかもしれない。今回は対応している通信速度がそれぞれ違うケータイを用意して、同じエリアで同じ機能を使って比較してみた。
用意したケータイは世代が違う3台
今回用意したケータイと、それぞれが対応している通信速度は以下のとおりだ。
下り最大速度 | 上り最大速度 | |
---|---|---|
ドコモ「N-04B」 | 7.2Mbps | 5.7Mbps |
ドコモ「N-06B」 | 3.6Mbps | 384kbps |
ドコモ「D903i」 | 384kbps | 384kbps |
当初、auの「URBANO BARONE」の最大通信速度を下り2.4Mbps/上り144kbpsと掲載しておりましたが、実際には下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsでした。これは比較対象にしていたau「S004」と同等になります。ついては該当箇所を削除の上で記事を再公開しました。読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
なるべく新しい機種を用意しようとしたが、ドコモの比較的新しいケータイは軒並み下り3.6MbpsのFOMAハイスピードに対応しているため、上下最大384kbpsのケータイは、筆者の事務所にあった「D903i」を使った。4年近く前に発売されたケータイだ。当然端末や内蔵ソフトの性能差も出てくるだろうが、ケータイをずっと買い替えない場合の参考と考えてほしい。
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