「ヤフーでググる」が現実に(27日)
27日、ヤフーが検索サービスにおいて6年ぶりにGoogleと提携することを発表(リリース)。ツイッターユーザーも口ぐちに、受けた衝撃の大きさをつぶやいていた。
発表によると、ヤフーでは検索エンジンと広告配信システムにグーグル社のシステムを採用。逆にグーグルにはオークションやショッピングのデータを提供するとのことだ。提携の理由は、グーグルの機能が現時点で「ベスト」のものであると判断したためという。
米ヤフー本社が検索エンジンをマイクロソフトのBingに変更することを決めたため、日本現地法人は対応を迫られていた。だが、日本語の検索サービスにおいてGoogleが現時点でベストと判断したのだという。移行の時期については未定だが、なるべく早く移行できるよう詳細を検討中とのこと。
「本当なの?」「日本人のウェブ生活がより効率的になる」と驚きを口にするユーザーに混じり、ウェブ業界関係者は「SEO対策を一本化できるメリットはでかい」と喜びの声をあげる。中には「ヤフーとグーグルが事業提携したら『グフー』になるのかしら」と冗談を飛ばすユーザーもいた。
また、今回の提携で、国内の検索シェアの95%以上をGoogleが占めることとなる。それを受け「競争がなくなり進化のスピードが落ちるようなことにはならないでほしい」「日本の独占禁止法に触れたりしないのかな?」と心配する声も多く見られた。
米マイクロソフトは「今回の提携は、日本の検索広告プラットフォームを1つにしてしまうものだ」と懸念を表明。日本の公正取引委員会に、競争阻害との申し立てをする準備を進めている。
pixivがライトノベルの登竜門に(29日)
29日、イラストコミュニケーションサービス「pixiv」に新しく「小説」(テキスト)の投稿機能が実装された(公式サイト)。この新機能に対し、ツイッターで賛否両論の声があがった。
新機能では、画像をアップロードして表紙にしたり、pixivに投稿されたイラストを挿絵として使える。ハイパーリンクを使ってゲームブックなども作れるという。9月から角川グループホールディングスと連動してイラスト・小説コンテストの開催も予定されている。ライトノベル作家の登竜門として注目が集まりそうだ。
ユーザーは「表現の幅が広がる」「ゲームブックの作成もできるなら、簡易エロゲみたいのも作れる」「たとえばまおゆう(「魔王勇者」というシリーズ)がアレで投稿されてたら、有志の挿絵が山ほど生まれたのだろうか」といった賛同の声をあげた。
一方、反対意見としては「やるならちゃんと小説サイトで求められるレイアウトや機能をサーチしてやってほしかった」「無断使用に関して、イラスト投稿者が一方的に迷惑をこうむる可能性があるシステムは正直どうかと」「コンテストがしたいだけじゃないんですか?」といった辛らつな声もあがっている。
pixivでは公式アカウント(@pixiv)の他にハッシュタグでも意見を募集しているが、今回の小説機能追加直後は良い意見(#pxv_g)と比べ、悪い意見(#pxv_b)に約5倍もの意見が寄せられていた。しかし、開始3時間で2000件もの投稿があるなど、さっそく人気を集めている。
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