140文字のツイートで、5キログラムまで運べます(5日)
5日、お互いの氏名や住所を知らなくてもツイッターIDだけで荷物が送れるサービスが登場。ツイッターの可能性がまたひとつひろがった。
サービスを運営するのはソフトバンク・フレームワークス社。メールアドレスだけで全国のどこでも990円で5キログラムまでの荷物が送れる「メルアド宅配便」をツイッターにも対応させた。受取人はメルアド宅配便のTwitterアカウントをフォローし、ダイレクトメッセージ機能により荷物受け取りの諾否確認をする。
「これ使えば個人商店が楽天みたいなECサイトに出店しなくても、商品つぶやいて相互フォローしたら、利用者も自身の住所知られる事なく安全に商取引出来るわけ?」「990円なら、北海道に送るときに普通の宅急便より安いかも」「Twitter内でのプレゼント企画とか増えそう」と、ユーザーたちは画期的なサービスに胸を膨らませた。
その一方で、個人情報の漏えいなどを危ぶむ声もあがり、「犯罪に使われそう」「受取人支払い可能ってのが気になる、詐欺的な意味で」と悪用を懸念する声があがった。中には「物のやりとりするくらい仲良くなったんならお互いの住所くらい交換しようや。なんか寂しいやないか」と、個人情報をツイッターに託すことを危ぶむユーザーもいた。
ツイッターに残る、ことばの重み(8日)
8日、「ツイッターで知り合った友人が亡くなった」というブログのエントリーがタイムラインをかけめぐり、多くのユーザーがネットと人間関係のあり方を考えさせられた。
ブログによれば、その友人とはじめて顔を合わせたのは今年の2月。ツイッターのフォロアーが呼びかけた飲み会でのことだ。会ったのは、その一回だけのことだった。訃報を聞いてツイッターをのぞくと、友人の発言は2ヵ月ほど前のものだった。残されていたのは、最後まで病気に苦しんでいる声だったという。
友人の通夜に出席したあと、彼は「インターネットで出会った僕らにはリアルの付き合いでは知りえない本音に直面することがあるのだ」とブログにつづった(ブログエントリー)。
記事を読んだユーザーからは「家族も知らないリアルをネット上に遺していることは、ありますね。兄の死後、初めて見る彼の言葉や姿、見たもの(画像)がネット上にたくさんありました。せつないです」「人は他者の記憶も含めたイメージによって、様々に形作られる。ネット上の足跡はいつまで残るのだろう」と、亡くなった後もネット上や人の中に残るものについて思いをはせた。
一方で、「だから私は他の人と知り合うようなことはしません。ツイッターの発言がなくなっても誰もなんとも気にしないどころか、それに気づかれないのがいちばん」と、インターネットを通じた人間関係を恐れる声もあった。
「彼女は、彼女の言葉、彼女に気づかないまま流れていく世界を眺めて、どう思ったのだろう」「昔、掲示板だけの付き合いだった人の死を1年半も経ってから知ったことが。当時ツイッターがあったらどうだったろう」と、他のサービスとはことなるツイッターらしい生々しさにふれる声もあがっていた。
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