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ラック型と5Uラックマウント型の2種類

APC、ラックスペースに設置可能な「モジュラー型PDU」

2010年07月08日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月7日、エーピーシー・ジャパンはデータセンター向けのモジュラー型PDU(Power Distribution Unit)ラック型(型番:PDPM277H)と5Uラックマウント型(型番:PDPM138H-5U)の2種類を発表。9月1日より販売開始する。

5Uラックマウント型

ラック型

 モジュラー型PDUとは、同社製のモジュール型UPS「Symmetra PX160」の、パワーモジュール(UPS部分)、バッテリーモジュール(蓄電池部分)、インテリジェンスモジュール(制御系)、出力分岐回路(ラックへの給電ブレーカー部分)の主要4部分のうち、出力分岐回路部分の拡張ユニットのこと。ブレーカーがモジュール化されているため、電気工事不要で、必要な部分のみ容易に交換・増設できる。しかも、ホットスワップ対応のため、給電を止める必要がない。さらに、IT機器のすぐ側に設置可能なため電源ケーブルがかさばらず、配線距離が短縮されるので、電圧降下によるエネルギーロスを防ぐとしている。

 また、各ブレーカーモジュールは標準でインテリジェンス機能を持っているため、APCジャパンが提供する統合管理ソリューション「InfraStruxure Central」との併用により、ブレーカーごとの電流の監視が可能。また、「モジュラー型PDU」単体でもWebブラウザによるステータス監視、しきい値設定やアラームなどの統合管理が可能となっている。

 今回発表した「モジュラー型PDU」は先に挙げた「Symmetra PX160」のオプション製品だが、3相4線400V出力の他社製のUPSにも接続可能としている。価格はラック型が223万5000円、ラックマウント型は43万7500円。

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